アキレス腱

 アキレス腱のお話


 イッチニーサンシ ニーニッサンシ

「アキレス腱伸ばしー」


 と言って皆さん、もちろん僕も体育の授業かなんかで体操しますよね。

 僕は小学生の頃、想像力の豊かさゆえにこれを間違っていたのです。



 時は100年くらい前

 ヨーロッパの国々では犬の品種改良が盛んに行われていた。

 その中で、軍用犬として強く、足の速い犬が求められた。

(イメージはシェパードとドーベルマン)

 そんな中、ある国がからだは大きく、力は強く、頭の良い、そして足の速い犬種を作り出したのであった。

 その品種改良を主導した人物「アキレス」の名を取ってその犬種は


              「アキレス犬」


 と名付けられたのであった。

 だがしかし、なぜ足が速いのか研究者たちは解明できていなかった。


「何か共通点があるはずだ。」


 そうやって研究を続けること数年

 やっと足が速い犬の特徴を研究者たちは突き止めることができたのである。

 そう、それが足にある「腱」であった。

 アキレス犬をはじめとした足の速い犬はその「腱」が発達していたのである。


 そこから人間と対応するその「腱」を人間を研究する研究者が見つけ、人間の「走る速さ」についての研究も進展した。


 腱の強い犬「アキレス犬」を作り出した偉大な「アキレス」の名を取って、犬も人間もその腱の名前は「アキレス腱」になった。



 というまあ、物語にしてはどうなのか分かりませんが、想像力の豊かさだけはあったことは確かだと思えるであろうお話でした。

 なので要するに僕は「アキレス犬」という足の速い犬がいると本気で思っていた訳です。


お・し・ま・い









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立花ツカサの日々 立花 ツカサ @tatibana_tukasa

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