稲葉山城 攻城戦
『こちら無線班、前田利家。間違いないのだな?竹中半兵衛が織田家に降ったと?それとその作戦は芝田隊だけで遂行できるのか?』
「はい。剣城様は最悪城を一撃で粉砕できる装備をお持ちです。負ける道理は無いかと思いまする。それと竹中氏の件は本当です」
『犬!代われ!ワシだ!剣城!貴様はワシでも攻めきれんかったこの城を落とせるのか?」
「はい。剣城、代わりました。竹中さんの作戦有りの考えですが大丈夫かと思います。そして変わらず今私が居る場所、城下の人が住んでる場所ですが燃やしてしまいましょう。ボロ家なので変に改修するより、新たに建てた方が早いと思います。うちの工兵班の人もそう言ってます」
『ほう。貴様がそこまで言いきるのは珍しいな。ならば試してみよ。他の隊の無線の奴らもこれを聞いているだろう。ワシは失敗は許すが怠慢は許さん。剣城?存分に貴様の技をワシに見せてみろ』
「了解致しました。通信終わり」
「芝田殿!?その手に持っておる物は何ですか!?こっこ、声が聞こえておりますが!?!?」
「これはトランシーバーと言って・・・説明が面倒臭いや。金剛君?竹中さんにオレ達の事言っておいてくれる?装備の事は言っていいけど、オレの核心的な事はオレが後日言うから。それと甲賀衆の装備を選ばせてあげて」
「御意」
「さっ、竹中殿こちらへ。まずは芝田隊の装備から…」
「とりあえず・・・この場所確保しておく人も必要だから・・・青木さん?この場所を確保しておいてくれますか?」
「某も敵を屠りとうございます!」
「この場所に、織田本隊、柴田隊、丹羽隊、佐久間隊が到着する地点です。度肝を抜く拠点を作りたくありませんか?その功績によっては──」
「はっ!我が命に代えましても、この場所に巨大で画期的な陣を作っておきます!それと褒美は、じゃいあんとちょこれーとぱふぇだと嬉しいです!」
「青木の坊主や!?お主、卑怯だぞ!?」
「なら小川の爺っちゃんにこの強固な陣が作れるか!?作れまい!」
「ぐぬぬぬぬぬ・・・・」
また言い合いかよ!?
「鈴ちゃん達衛生班は多分怪我人が出ると思うから、オレ達が連れて来た人達を治療してほしい。それとノアの面倒を見てほしい」
「分かりました!ノア号様は言葉は分かるのですよね!?お話ししてもよろしいですか!?」
「うん?別にいいけど返答は出来ないよ?」
「大丈夫です!私は馬に股がり駆ける事が夢だったので、お話だけでも出来ればその気分を味わえますので!」
へぇ〜。意外な夢なんだな。この戦が終わったら実現させてあげようか。
"ノア?聞いてたから分かると思うが、この人間の女の子の言う事聞いてくれる?"
"オッケー♪もし剣城っちの仲間が危なくなったら、あーしも戦うからね♪"
"え!?戦えるの!?・・・まあよろしくね"
"キャハッ♪"
おいおい!?神馬と呼ばれる馬は戦う事もできるのか!?どんな戦い方するのだろうか・・・。てか、この馬のお金払ってないんだが大丈夫だろうか・・・。
「慶次さん?危なくなったら迷わず撤退します。1人も死なせないように」
「おう!任せろい!」
「竹中さんの装備が出来次第出発します」
「後、剛力君は着いて来てほしい」
「当たり前です!青木殿と野田殿に陣の構築は任せ、俺は剣城様の盾となります」
「ありがとうね」
「芝田殿!?この装備は何ですか!?見た事ない物で出来ていて柔らかく着心地も良く、刀に関しても凄まじい刀ですよ!?」
「まあまだオレの核心的な事聞いてないと思うから、色々気になる事あると思いますが今は納得して下さい。出発できますか?」
「取り乱して申し訳ない。いつでも行けます」
「よし。オレが信長様に城を落とすと言ってしまって、危ない任務になりますが頑張りましょう!隠密なのでここからは声を小さく行きます。青木さん?城方に悟られない様に、ここらで逆に声を上げて下さい。危なくなれば焙烙玉で撤退を。くれぐれも死なないように!約束です!」
「任されました!殿は安心して首級を!」
いや首なんか要らんけども!?この城は無理でもオレも城が欲しいかも!?
「さぁ始めようか!!人類の叡智!炎よ!!!ライター!!着火!!!!ふはははは!!!燃えろ!燃えろ!!!」
「剣城様!炎を見てから内なる自分が出ております!剣城様っ!?」
「・・・・御免!!!」
バチンッ!
「痛っ!!あれ!?」
「ゆき?剣城様の内なる者が出る時は遠慮せずに叩く事。覚えておきなさい?」
いや、お菊さんは遠慮が無い!?痛かったぞ!?
織田家家臣で森さんが確か最初の城持ちだったよな!?森さんの後くらいにでもお願いしてみようかな!?確か主より良い城は造ったら駄目だったんだよな!?それでこの稲葉山城は岐阜城に変わるから・・・。城の普請の人にオレのアイデアを授けて、城造りの練習させてもらうか!?超魔改造した岐阜城の完成だな!
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