いじられキャラ確定!?大膳君
「殿、まだでございますか!?」
「ちょっと待てって!今考えてるから!!」
新たに合流した甲賀の5人は女3人男2人だった。歳は金剛君達と全員同じだと言っていた。男はカッコイイ名前にしてやりたいけどどうしよう・・・。感じろ!今すぐ感じろ!!もういいや。直感でいこう。
「良し!決めた!最初に喜び泣いた君は泣き方が独特だったから大膳(だいぜん)だ!理由は聞くな!ドントシンク!フィール!それで君は足が速そうに見えるから隼人(はやと)だ!残りの女性諸君はいずれ時が来れば結婚してしまうだろうから、恥ずかしくない可愛い名前にした!右から凛、鞠、鈴!」
「ちょ!ちょっと待って下さい!俺だけ名前に意味は無いのでしょうか!?それにどんとしんく!ふぃーる!とは!?」
「大膳君!分かるだろ!?そういうところが大膳と思うからだ!!誰がどう見ようと君は大膳君だ!それとドントシンク!フィール!の事は金剛君に聞いてくれたまえ!金剛君!2人で良く話し合うように!」
「はっ!」
「まずは早速だけどオレの事は聞いてる?」
「はーい!聞いてます!」
鈴ちゃんは元気が良い子だな。クソっ・・・古傷が・・・。
「琴ちゃん奏ちゃん?新しく来た子達に例の家を紹介してあげなさい!説明もちゃんとしてあげられるかな?」
「大丈夫です!任せて下さい!」
「了解!よろしく!」
お菊さんだけ残ってもらって9人は例の横の家に入ったのを確認してオレ達は元の家に行き、必要な物をお菊さんに聞きながら購入した。いやだって、女性の下着とか分からないし・・・。
《女性スポーツ下着セット×20》
効能・・・・男性には残念だが一度着ると一切ズレない、プロスポーツ選手も愛用する女性下着のセット。身体能力がちょっぴり上がる。
《ダウンジャンパー×20》
効能・・・・真冬でも快適な体温を保つ優れ物。モコモコしているが動きやすい。
《神様メーカー株式会社韋駄天の運動靴×20》
効能・・・・あの神界、靴メーカー老舗の株式会社韋駄天の運動靴。サイズは履いた者に合うように設計されている。走る速さが少し上がる。
《冬用パジャマ×10》
効能・・・・冬の寒い日でも暖かく眠れる。風邪を引きにくい。
《男性下着×20》
効能・・・・男の最後の一枚は白と決まっている。男の最後の砦を汚す事勿れ。
《パーティーサイズピザ×4》
効能・・・・多人数サイズのピザ。その大きさを見ればテンションが上がる。
《焼き鳥30本》
効能・・・・神界で育てられ選ばれた鳥を使った焼き鳥。少し目が良くなる。
《チャーハン10人前》
効能・・・・中華の巨匠???神が監修した究極の炒飯。神の味を堪能あれ。
《ホールいちごケーキ》
色々買ったな。男の下着に関しては、効能じゃなく予言みたいになってないか!?汚す事勿れって!?それと比べ女の下着のガードの固さは何だよ!?
一切ズレないってラッキーな場面も無いのか!?神界老舗の株式会社韋駄天ってどんな会社だよ!?走るの速くなるのは凄いけどよ!?
「剣城様!?これは何なのでしょう!?」
「別に変な意味で言う訳ではないから、今日はビンタしないでね?オレで実演するから」
オレは、生では女性下着を着けてる所は悲しいかな見た事無いけど、着るタイプの下着と普通に履くタイプだったから教えてあげた。試しにお菊さんに着るように促した。
「今どんな下着か分からないけど、未来の下着の方が着心地いいと思うから、隣の部屋にでも行って履いてきなよ?」
「下着とは肌着の事ですか?」
「うん?男で言ったら・・・褌の事だよ」
「女性用のそんな物が未来にはあるのですか!?それがこの二つ丸い上質な布ですか!?」
するってーと、何か!?まさかこの時代の女性は下着着てないのか!?しくじったか!?出すべきではなかったか!?
「剣城様!変な感じがしますが、慣れれば良さそうです!ありがとうございます!!!少々裾が長いように思いますが」
うん。着替えるのも一瞬だった・・・。なんなら覗いてみようかと・・・ゲフンゲフン。
「うん。それで合ってると思うよ!下着の確認は出来ないけど、変な感じがしないなら大丈夫だと思うよ!これらを皆に配ってあげてくれる?出来れば着方も教えてあげて欲しい」
「それと凄く良い匂いがしてますが、これはどうしましょう!?」
「これは今日の夜に皆の歓迎会するから置いておいて!夜に食べるから!それとこれから生活していくから、役割分担を決めようと思う。また夜にでも話そう。正直オレの中では決まってるから」
「分かりました。では皆に渡してきます。先程から、奇声や大膳の声らしき音も聞こえてきてますが、驚くのは早い方が良いでしょう」
「了解。お菊さん?いつもありがとうね!」
「・・・・・勿体ないお言葉です。私の方こそありがとうございます。これからも精一杯御奉公致します」
それから皆から質問攻めをされ、とりあえずは参考書で文字が読める様になるようにと、数字の意味を教え慶次さんの帰りを待った。
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