歴史浪漫を感じる逸品鍛治編 火縄銃神様ver
通販で買った石炭コークスがだいぶ少なくなっていたので、俺は追加で石炭を買った。
「国友さんは流石に仕事が早いんですね。もう鋳型作ってるんですね。こっちの両足で踏める物は何ですか?」
「あぁ。それは善兵衛が言うには天秤なんちゃらとか言ってたぞ。なんでもそれは1度でも火を入れたら、ずっと風を出し続けないといけないとか言って、弟子が来たら使うと言ってたな。比較的低温で砂鉄から鉄を作れるとか言ってたぞ」
「へぇ〜。そうなんだ。自分も実を食べましたけど、地頭の違いですかね?そこまでは分からなかったです」
「ワシもそこまでは分からん。簡単な事なら何故か分かるんだがな。何から始める?」
「そうですね・・・。たしかこの玉鋼と真砂は国友さんの堺の商人からツテで買った物だって言ってましたよね?山のようにあるから少しくらい使っても大丈夫ですかね?」
「いや、どうだろうな?案外、職人気質だから怒るかもしれないぞ?」
「なら、技で何かいい物無いか探してみるので少しお待ちを」
Garden of Edenで玉鋼とか鉄鉱石とか売ってるのか?てか、わざわざこんな昔のやり方じゃなく神様パワー的な何かで簡単に銃は作れないのかな?
今はまだ火縄銃でも良いとしても、少ししたらやはりまっすぐ飛ぶ銃なんか欲しいよな。連射も出来たら尚良し!カービン銃とか男の浪漫だな!浪漫!?浪漫!!?
歴史感じる浪漫で検索だ!!!何か無いか何か無いか!あったぞ!!!!
《歴史浪漫を感じる逸品鍛治編 火縄銃神様ver》
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〜周りの時間が止まる〜
「やぁ、我が兄弟!こんにちはなんだなぁ」
「農業神様!こんにちは!この歴史浪漫感じる火縄銃と言うのはどんな物ですか!?」
「火縄銃神様verとはこの鋳型に鉄を流し込むだけで出来上がるんだなぁ。点火する縄もセットで売ってるから歴史が好きな客がたまに買ってくれるんだなぁ」
「お客さんってそんなに居るんですか?」
「第三者に他の客の事は言えないんだなぁ」
あぁ!そうですかいっ!そこはちゃんとしてるんかい!
「ちなみに幾らですか!?」
「お一人様一点限り、点火縄と失敗しても3回まで流し込める純度100%、500度で溶けるこの3つの鉄のインゴット付き、弾丸鋳型、簡単弾込め油紙、朔杖 (かるか)簡単装着銃床付き、¥10000なんだなぁ」
「やっす!!!農業神様がGarden of Edenのヘルプになってから色々安くないですか!?」
「我が兄弟が神格上げてくれたから当たり前なんだなぁ」
「ありがとうございます!買います!!」
「ちなみに、この歴史浪漫感じる逸品シリーズは続いてるんだなぁ。我が兄弟の時間軸でも、もう少ししたらこの銃は溢れてくるから、次のシリーズをオススメするんだなぁ」
「ちなみに次のシリーズとは!?」
「歴史浪漫感じる逸品鍛治編。ホイールロック式銃神様verがあるんだなぁ。その次はフリントロック式と続いてパーカッションロック式になるんだなぁ」
「実を食べたのにイマイチ分からないです」
「我が兄弟はあの実を食べたんだなぁ。けどあれは、元々才能がある人間種が食べる事に意味があるんだなぁ」
え!?軽くオレは才能が無いってディスってないか!?いや確かに才能があるなんかこれっぽっちも思ってないけども!
「・・・・・・・・・・・・・・・」
いや!何か言ってくれよ!!!!辛いじゃねーかっ!!!!
「人に向き不向きがあるんだなぁ。頑張るんだなぁ」
余計に寂しくなりました・・・。オレのせいで実が一つ無くなりました・・・。
「さっき言ったシリーズはお一人様一点限りなんだなぁ。途中飛ばして購入する事はできないんだなぁ。それとあの実は閃きが起こるだけなんだなぁ。だから頭であれが作れる、これが作れると閃くんだなぁ」
て事はやはりオレが食べた意味はただ本当に閃いただけじゃないのか!?エンジンも作れそうな勢いだったんだけど・・・。
「だからおいは、この時代の技術者に食べてもらう様に言ったんだなぁ」
「確かに言ってましたね。すいません、ありがとうございます。てか、農業神様が神格?が上がってから凄く安くなってきてると思うんですが?」
「当たり前なんだなぁ!おいが副社長だからなんだなぁ。それと歴史浪漫シリーズは順を追って買わないと次が買えないシリーズなんだなぁ」
確かにさっきも言ってたな。大事な事なので2回言いました!的なあれか!?まぁまぁ良い商売してるじゃねーか!
「当たり前なんだなぁ。神様もお金は必要なんだなぁ」
神様もお金は要るの!?てか、変なところで心を読まないで頂きたい!
「分かりました!順に買って行きたいと思います!ありがとうございます!」
「分かったんだなぁ。購入した物はボックスに入れてるんだなぁ。それとこの前の移動する乗り物は今開発中なんだなぁ。おいの眷族と一緒に開発してるんだなぁ。出来あがったら広告作るから待って欲しいんだなぁ」
「いや、ありがとうございます・・・。でもわざわざ広告作らなくても直接言ってくれればいいんですが?」
「広告は大事なんだなぁ。理由は言えないんだなぁ」
いやどんな理由だよ!?神様にも利権的な何かがあるのか!?えっ!?あるのか!?
「じゃあさよならなんだなぁ」
〜止まった時間が流れる〜
「八兵衛村長!ありました!!良いのがありました!これです!!」
「その四角い鉄は何だ!?なんか凄い溝が彫ってあるが!?」
「この中にこの四角い鉄のインゴットを溶かして入れるだけで火縄銃が出来るのです!」
「おお!このインゴットは凄いな!不純物が無いじゃないか!!」
「しかも500度でこのインゴットが溶けるらしいので簡単に作れます!」
「よし!早速作ろうか!ふふふ」
「「勝ったな」」
「太助?言ってる事、分かるか?」
「いんや?あっしは全く分かりやせんね」
「最近、八兵衛の奴も剣城の病が移ったのか?」
「知りやせんよ?ただあっしは剣城の内なる自分てのが何なのか分かりやせんが、あっしなら恥ずかしいですがね」
「ちげーねーな」
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