農業神・・・裸の○将?
部屋に戻り寝る前にネットスーパーを見る。簡単に脱穀できるメンテナンスフリーの機械でもあればな。・・・ってあるんかい!!!
《歴史浪漫を感じる逸品農業編 足踏み式脱穀機神様ver》
¥ASK
久々に見たぞ!ASK!それに神様ver!普通のバージョンもあるのか!?!?
これが欲しい!欲しいぞ!!!ヘルプボタン!!ヘルプ!!そこは悲しいかな、押しても何も反応は無かった・・・・。
何がヘルプだよ!!購入したくても出来ねーじゃねーか!!!!
すると久々の感覚・・・。時間が止まってる感覚がする・・・。
「やぁ!我が兄弟!!!」
いやあんた誰ですか?オレにこの時代、兄弟は居ませんが?
「やぁ!我が兄弟!!!」
えっ!?怪しさ満点で敢えて返事しなかった訳だが繰り返すのですか!?
「やぁ!我が兄弟!!!」
「えっと・・・とりあえず聞こえています。そして私に兄弟は居ませんが・・・」
「おっと!おいはいつも言葉足らずと父に言われてたんだなぁ!おいは君から見たら神様になるのかな?でもおいも君も我が父の子供だよ?
後、この時間軸で言うと52時間38分45秒前に天照大神を呼び出した長鳴鳥の子孫の糞を使った肥料を買ってくれただろう?あれを使い、喜んでくれたから神格が上がって権能が使えるようになったんだなぁ」
「はぁ〜・・・。それはどうもおめでとうございます。それで神様が考案したんでしたっけ?あの金色の肥料を?」
「そうそう。おいと他のまだ意識しか無い神人達と豊穣神と考案したんだなぁ!中々、神界で肥料が売れる機会が無いからおいも神格が暫く上がらなかったんだなぁ。それとおいは農業の神なんだなぁ」
「その件はありがとうございます!現在進行形で使わせて頂いてます。それとこの先もしかしたら追加で購入するかもしれないのでその時はよろしくお願いします」
「分かったんだなぁ。それでヘルプボタンが押されたからおいが来たんだなぁ。我が父が今"別の星に出張中"だから神格が上がったついでに新しい仕事を任されておいが来たんだなぁ」
なんかこの神様・・・めっちゃ裸の○将そっくりなんだが!!!!
「そうですか!わざわざありがとうございます!では早速この浪漫感じる脱穀機の値段を知りたいのですが幾らですか?」
「その前にホイホイホイホイ、ハイッハイッハイッハイッのぽんっ!出来た!我が兄弟のGarden of Edenのレベルが2だったから最大5までサービスで上げておいたよ!それでゴミ箱機能とマナを使った商品もラインナップされたよ」
えっ!?今さらっとヤバイ事アップデートしてくれませんでした!?神様は神様だがゴッドファーザーに怒られないんですか!?
「えっと・・・勝手に弄って大丈夫だったんですか!?嬉しいのは嬉しいですが・・・。それに私が何かしたら世界線がどうとか時間軸がどうとかで修正するのが・・・」
「良いんだなぁ!みんなもっと昔に神格が上がって商業神も戦神も時空神も生命神もおいより好きな事してるんだなぁ。だからおいもおいの好きな事するんだなぁ。世界線が増えてもちゃんと仕事してたら怒られないんだなぁ」
えっ!?そんな軽いノリですか!?オレはてっきり大変な事してるのかと思ったのですが。それにゴッドファーザー出張中って言ってたが絶対お泊まりデートしに行ってるだけだろ!!
「何かよく分からないですがありがとうございます。それでこの脱穀機の値段は幾らでしょうか?」
「別にマナも使ってない我が兄弟の時間軸の昔の機械だから¥5000で良いんだなぁ」
やっす!安過ぎ!!!買いだよ!!
「ありがとうございます!買います!」
「お安い御用なんだなぁ。これだけで良いのかなぁ?」
めっちゃ期待の眼差しで見てくるんだけど!!!
違う管轄かもしれないけど聞くだけ聞いてみるかな。
「今農業と一緒に畜産もしてみたく頑張ってるのですが、何か良い案はありませんか?」
「簡単なんだなぁ。このマナが大量に含まれてる乾燥さくらんぼを食べさせたら良いんだなぁ」
こんなのあったんだ。知らなかったわ。それにマナが大量に含まれてるって言われても全然分からないな。
「とりあえずその乾燥さくらんぼも購入したいのですが幾らですか?」
「食べ物に関しては合う合わないがあるから初回お試しセットが良いんだなぁ!ハイこれ!お試しセット!良かったらまた買って欲しいんだなぁ」
めっちゃサービス良くなってるじゃん!!!
「ありがとうございます!どのくらい食べさせたらいいとかありますか?」
「1日に1粒ずつ、それ以上は食べられない様に出来てるんだなぁ。それを食べたら成長が早くなり繁殖も失敗せずに肉も臭くならないんだなぁ」
これはチートだな。チート!
「人間が食べるとどうなるんですか?」
「人間が食べると男女が交わる時力を発揮するんだなぁ!特に男の方が元気になるんだなぁ!おいも昔それを食べて芸術神に迫ったんだが断られたんだなぁ。あぁ〜・・・。あの芸術神の欲情的な姿態は・・・」
いや、貴方の事は聞いてないですが?てかこれはあれか!?オレに対する挑戦状か!?まだ素人魔法使いのオレに対する挑戦状か!?けどこの人?神?兄?もオレと同類の様な気もする。そう。素人魔法使いだ!
「これお試しじゃなく本品も購入したいです!幾らですか!?」
「箱1つに64粒入りで¥80000なんだなぁ」
高っ!!いや買えない事はないが高っ!けどこれは必要経費!購入だ!
「購入しますので1箱お願いします」
「ありがとうなんだなぁ!他には何も無いのかなぁ?」
未だに期待の眼差しだがとりあえずは大丈夫かな?
「とりあえず今は大丈夫なので、また何か分からない事があればヘルプボタン押しますね」
「分かったんだなぁ。購入した商品はボックスに入れてあるんだなぁ。じゃあさよならなんだなぁ」
そう言うと時間が流れ始めた。
中々濃い神様だな!でも凄く優しいしあの神様なら何でも聞けそうな気もする!よしこれで色々捗るぞ!!とりあえず出してみるか・・・・・。デカっ!!!脱穀機デカ過ぎ!!!なんか紙も挟まれてるぞ・・・・。
『購入ありがとうなんだなぁ。おいの神格が上がって凄く嬉しかったんだなぁ。
我が兄弟は好きに生きて欲しいんだなぁ!
だからこの紙の横にある実をこの時間軸の技術者に食べさせたら同じ物が作れる様に閃きの実を入れてるんだなぁ。
これからもGarden of Edenをよろしくなんだなぁ』
農業神万歳!!!ごめん!裸の○将みたいと思ってました!めっちゃ神様らしい神様じゃん!ゴッドファーザーより優しいじゃん!!
そこには5つ、見た事ない金色の実が入っていた。
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