神様はパチモンではなかった2 チョロかった

 神様の顔が変わってる事に気付く。


 「もし、もし!我が子がワシに例のマナが不足しておる星の神(彼女)と仲良くする方法があるのを教えてくれるなら少々ネットスーパーを改造する事もやぶさかでもないが如何か?」


 んだよっ!!めっちゃ威厳がある神様なんだなと思ったし。それにあんなに歴史改変的な事はダメみたいな雰囲気だったのに、他の神様(彼女)ぽい人の事なら緩くなり過ぎだろ!!


 て言われてもオレもこの歳(現在進行形)まで彼女居なかったから分からんぞ。………ん?


 イヤ待てよ、昔オレが小さかった時珍しく親父がご飯を作って、たしかチャーハンだったか?米はベチャベチャだったがたしかオレは物凄く美味しかったと記憶がある。それにお袋もかなり喜んでたなー。参考になるか分からんが神様に言ってみよう。


 「神様がご飯を食べるかどうかは分かりませんが、手作り料理などご馳走してみては如何ですか?その事を自然に星の管理の事を労い食事に誘ってみたらいいんじゃないですか?」


 「おぉぉ──我が子よ!中々やるではないかっ!!その手を使わせてもらう!!でかした!!」


 見た事ない程のニコニコ顔である。


 「これが成功するか失敗と終わるかはワシ次第じゃ。約束じゃ。希望を言いなさい」


 心読まれたらダメだから思わない様にするが、ある事をオレは思った。


 「では、ネットスーパーのレベルは3くらいが上限で構わないので、値段だけ据え置きでお願いできませんか?」


 「分かった。約束は約束じゃ。しばし待て・・・・ほれ!我が子の言った通りにしといたぞ!さっ、ワシは忙しいから天界に帰るぞ!まだ何かあるか?よし!無いな!では、行くがよいっ!」


 と言われまた空に吸い込まれていった。


 現世に戻ったオレは先程の神様の行動といい、やる事人間と変わんねーなと思う。今回の神様の事でオレはある事を思った。そして今ならそれを声を大にして言える!!!!!!


チョロイな!神様!!!!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る