神様はパチモンではなかった1
点滅してるヘルプボタンをタップする。すると急に視界がグルグル回り空に吸い込まれる感じがした。
「良く来たな」
久しぶり?て事でもないがそこには例のスーパーゴッドファーザー爺さんが居た。
「えっ!?オレまた死んだんですか!?」
「そんな訳なかろう?ただ今回は我が星の我が息子達の時間軸で芝田剣城にだけ干渉するから世界線がおかしくならないために、我が子だけ来てもらった。そう。ここがかの、有名な"Garden of Eden"の心臓部。倉庫兼、事務所だ」
なんかまたドヤ顔で語り掛けてきた。最早ヘルプとは程遠くなってるし。頭が少し痛ぃ・・・・。
「どうした?今日は元気が無いの?」
「いきなり空?に吸い込まれて頭が混乱してるだけです。大丈夫です」
「ほーう。我が子は空に吸い込まれたと感じるか。ここは空ではない。別の次元にある場所だ。俗に言うワシの仕事場の一つだ。まぁそんな事を我が子に聞かす為にヘルプボタンの前で待機していた訳ではない。聞きたい事があるのだが構わないか?」
あーあ、言っちゃったよ。この神様。こっちが聞きたい事あるのに、この神様が聞きたい事あるだけでヘルプボタン点滅させやがったのか!?しかも待機までしてるってどんだけ暇なんだよ!!!!
「大丈夫です。こちらも聞きたい事あるので先にどうぞ」
「そうか。済まんな。では手短に・・・・あの手紙の折り方はどうじゃった?」
はぁーーっ!?何だよ!手紙の折り方って!!ハート型ではあったけどもよ!何か意味があったのか!?
「どうって・・・あのハート型に意味があったのですか?」
「いや、我が子に転移前に困ってる星があると言っただろう?その星がその後どうなったか進捗を聞こうと思うてだな・・・・」
糞が!中学生の恋愛かっ!?!?神とゆう存在のくせにっ!!!なんか理由がしょーもなかった為そっけなく普通に答えようか。
「普通に良かったと思いますよ」
神様は不安な顔から急にニコ──ッと笑顔に変わった。
それからオレは何故、撃った弾がヘッドショットになったのか、獲物から有り得ない血が出たのか、恐怖や撃ち方が分かったのかを聞いた。
すると答えは"部下"のせいで迷惑かけたのと初めて我が子に(地球産の人間)に直接武器を作ったため気合が入り過ぎて、害獣などに対しては全弾ヘッドショット、オート血抜き付きをサービスで付けたそうだ。
撃ち方が何となく分かったのは、
『ワシが育てた』
と、言ってた。
オレの身体を改造した時、実は0からオレの身体を作り、それを今の体に合体?させる様にしたらしい。じゃないとネットスーパーのスキルを入れた元の体ではダメだったらしい。
後"トマホークmk-2神様ver"は何故ピンクなのかと聞いたら、
「仕様だっ!!」
だそうです。はい。
恐怖や不安や撃ち方がなんとなく分かった事に関しては神様の加護?が付いてるお陰で急激な不安や恐怖にはなりにくいようになってるらしい。
何か、オレの体って凄い事になってるんだなと自分の体なのに自分で感心した。
「今更なのですが、お願いがあります」
神様にダメ元でお願いをしてみた。例の「Garden of Eden(ネットスーパー)」の仕様をどうにかしてもらえないかと考えたからだ。正直レベル5のゴッド絆創膏は欲しいし凄いとは思うけどそこまでの機能は要らないから値段がどのくらい上がるか分からないけど現実的な値段にしてほしいからだ。
それに・・・・・・・・・どう考えても広告の船なんか買える訳ないし!!!この時代でどうやって運用するんだよ!!!って思うし!!!!
「ネットスーパーの仕様をレベルは5まで要らないので値段も良心的にお願いしたいのですが……?」
すると、神様はさっきのデレデレ顔から急に神モードな顔に変わった。オレは心の中で。あっ、これマジなやつだと思った。
「我が星を創造し、地球を作り管理しておる。その管理が増えぬようにしたまでだ。別に我が子に我慢して生きてほしくはない。過去の歴史、この世界線で芝田剣城の時間軸で言えばこれから織田の我が子が台頭してくるだろう。武田の我が子も、六角の我が子も、我とは違う神を説法しとる我が子をも平らげる。その世界線だ。
本来の世界線から芝田剣城がこの時間軸に入っただけだが、既にお主がいるこの世界線はお主が知っておる世界線とは異なるが、ワシや部下達が変わり過ぎないよう修正、管理しておる」
これは迂闊に言うべきじゃなかったと思った。昔、親父から怒られた時の様な有無を言わさないものがあった。
「分かりました。浅はかな僕がこの時代の人達と笑って過ごしたいため便利な未来の道具を使って生活を豊かにしたいと思っただけですので気にしないで下さい」
オレはそう言って話を終わらそうとした(ゴッドファーザー、マジで怖いから)。
そうすると、神様がえっ!?それだけっ!?みたいな顔になってるのに気付く。
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