第14話 ハルトマン



 そんな中、鍵の持ち主と出会う事になった。

 魔物駆除員としての縁から、同業者に声をかけられたミレイは、隊商の護衛をすることになった。


「人手がたりなくてさぁ。サビツキっていう有名な駆除員が抜けた穴が大きいんだよ」


 自分が未来を変えた事で苦労する事になった。


「ふーん。まあ、こっちは手がかりもないしね。やってきたら?」

「悠長にしてる場合じゃないんだがな」


 残りの期間はあとわずか。


 帝都を襲う惨劇まで、数日しか残されていなかった。


 しかし、手がないので行動できない。


 もやもやしながらもミレイは、助っ人に入る。


 その中で、同じ鍵を持っている商人と出会った。

 その人物の名前は、ハルトマン。


「初めまして。今回の護衛はよろしくお願いします」


 国から国の中心部へ直接秘密の品物を届けている人間だ。


 領内に入って来たとたん、前の護衛はドラゴンにやられてしまったため、身をかくしていたようだ。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る