第9話 駆除
それならば、とミレイは腕を鍛える事にした。
死ぬ最後に出会った用心棒を、倒せるくらい強くなろうと考えたからだ。
「てっとりばやく鍛えるにはどうすればいい? 師匠をつけるっていうのもな」
資金もなく、時間もかけれられない。
ならば、やはり実戦で命のやり取りをするのが一番かと、ミレイは思った。
その結果、ミレイが選択したのは駆除員だった。
都市の外には魔物がうようよしている。
だから、魔物駆除の仕事を請け負って、腕を鍛えていた。
帝国の領土内でのみの作業だが、国土は広い。
魔物もかなりの数が生息していた。
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