第8話 合流ならず
「ノトと合流できれば心強いんだが」
まずミレイは、ノトと接触を図ろうとした。
しかし、その時期はまだ活動していなかったらしい。
訪れた建物は、もぬけの殻だった。
探偵事務所の看板は立っていない。
「あいつ、事務所を点々としてるのか?」
ノトはどうやら帝国内を一定期間ずつ移動しながら仕事していたらしい。
前回ノトが懇意にしていた店なども回ってみたが、この時期はまだ、見かけなかった。
事務者以外、ノトと確実に出会える当てはない。
一度目のループでノトと偶然あった場所も、正確には覚えていない。時間もいつだったか覚えていない。
いきなり出鼻をくじかれた形になったミレイは、次にどうしようか悩む。
ノトがここにこないならば、その間の時間をどう過ごすか。
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