第1話 混乱の中で動き出す
ミレイは、同じ悲劇を繰り返さないようにしたかった。
死にたくない、その気持ち一心で。
だから、生体兵器の作動もしくは開発をどうにかして、とめられないかと考えていた。
そこに、誰かを守るような優しい気持ちはなかった。
始めは逃げ出そうと考えていたが、帝国の民は自由に出国する事ができなかった。
どうにかして国から脱走しようとしても、一般人であるミレイにはその方法が分からない。
だから、自分の気持ちを落ち着けるつもりで、兵器の調査を始める。
しかし、すぐに行き詰った。
それがどこで開発されているのか分からない。
時間は無為に過ぎるだけだった。
「このままだとまた同じ悲劇が繰り返されてしまう」
ミレイは焦っていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます