第7話 少しだけ前の人生の話

★お知らせ☆

ごめんなさい!予約投稿日間違えてました!

これ昨日の分!(19日19:00の予定が21日になってました)

あしたの21日7:00に今日20日分、19時に21日分を投稿しますね。

ほんとにすみません


☆★☆★☆★☆★☆★☆★


家に帰っても、何をしたいのか考えてばかりで、ご飯すら買ってくるのを忘れた。

本当に今日、バイトなくてよかった。


前の人生でやり残したことをすべてやってみたい。

そのためには前の人生を思い返す必要がある。


大学を中退したのは本当にきつかったから今度は卒業したい。

卒業後割とすぐに日向が結婚式をあげたから、それにも行きたい。

ダブルワークはきつすぎたからしないでおいて、就活のためにもう3年生だから動き始めないと。

あとは、


「もものせももちゃんみたいに、歌ってみたいなぁ」


もものせももちゃんは前の人生でハマったVtuber。

歌がうまくて、たまにポンコツだけど誰からも愛されるバーチャルアイドルだ。

いまはまだ出て来ていないけれど、前の人生では二周年ライブからハマったので今度はデビューから応援する!

それとは同時に考えていることがある。


昔は、歌うことが好きで中高合唱部に入っていた。

カラオケでもよく褒められ、平均得点92点は私の自慢だ。

それでも歌を歌うことを仕事にするのはちょっとばかし冒険が過ぎるから、大学でこれからもっと伸びていくであろう情報工学を学んでいる。

これも楽しいけれど、やっぱり歌を歌うことは好きなのだ。


「やってみてもいいかもなぁ」


節約しながらならアルバイトで残りの人生生きていくことはできる。

親の残してくれた家と、宝くじのお金は私の人生に少しの彩りを添えてくれるかもしれない。


「となると、塾のバイトを辞めてプログラミング系のところがないか先輩たちに聞いてみよう。使えるツテは使ってかないと」


そして、ボイトレに通ってみたい。弾き語りもしてみたいからギターも習ってみたい。

ピアノは合唱部のときに顧問の先生からちょっとだけ教えてもらったから、簡単なものなら引ける。

ライブハウスに行ってみてもいいのかもしれないけれど、高校生の頃友人のバンドを見に行ったときに痴漢に合った事があった。

それ以来、怖くて行けないのはまだ直ってないかもしれない。


「まあ、今の時代はパソコンが有れば歌を歌うことはできるんだよね」


歌い手という文化に出会ったのは高校生の頃だった。

諭吉友香という歌い手にハマってCDを買ったりしていたものだ。

チャント勉強して歌を収録して、音源とミックスを外部に頼んで、イラストを頼んで動画を作って、歌ってみたを投稿する。

あの頃憧れたもものせももちゃんのように。やってみたいのだ。

とりあえず時間軸的に今の推しである諭吉友香ちゃんを聴くためにニヤニヤ動画をひらいた。

いまはあまり活動をしていないから過去の歌ってみたを聴いてみる。


「あれ?」


これ、もものせももちゃんでは?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る