幼馴染は絶対勝たないと駄目だから!

水都suito5656

第1話  幼馴染は絶対負けていけない

芽衣めいちゃん、好きだ!僕と付き合って下さい!」


「・・・・ええーと。今忙しいから後でね?」


はい!待ちます!



僕は隣りに住んでいる幼馴染の芽依めいちゃんに、今月初めての告白中だ。


幼馴染はいいぞー

いいとこも悪いとこも知っている。


今更取り繕う必要もないし!

相手も飾らないで勝負できる。


おまけに親同士が知り合いだ

このアドバンテージはでかいよ!


なんなら一緒に思い出もたくさん作れる。

毎朝一緒に学校行く事もできるし、帰りも一緒にいて不自然じゃない。


なんと言う恋愛チート!

これ無敵じゃない。


でもね、このボーナスステージのせいで、世の幼馴染のカップルは成立しないんだよ。


相手も好きに決まってる? 

自分から言うのは恥ずかしいから告白待っているだと?


笑止!

大切に育った彼女がそこらを無防備で泳いでいるんだよ

いつ襲われるかパパは心配ですよ!


いけない、これじゃ子離れできないお父さんだよ。


「おまたせ。さあ行こうか!」

「おお」


そうして幼馴染と僕は手を繋ぎ学校へと向かった。



私には幼馴染がいる

見た目はすっごくかっこいい

でも中身は少しおかしい。

でも楽しいやつだ


毎回飽きずに告白している。

それをあたしは毎回雑に断っている。


嫌いなのかって?

そんなことないよ

どこに嫌う要素があるのよ。


これからどんなにかっこいい男の子が現れても

あたしの気持ちは変わらない。


でもこの関係が楽し過ぎて毎回振っているんだよね。


いつまでもこんな関係が続くと良いな!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

幼馴染は絶対勝たないと駄目だから! 水都suito5656 @suito5656

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ