第6話 現実世界と悪夢

少年X 午前中の夢


 私が4人の美女と自室のベットで戯れていると、父が木刀を二本持ってドアから入って来た。(一本は長くて、もう一本は短刀だった)

「戦闘能力が解るおもちゃ? が売ってあるんだ。買いに行きたい」 

 父は真っ赤な顔で私にそう言った。

「確か、少年? 少年Xだったかな?」

 父はそう言って頭に付けた機械かおもちゃを床に設置された台で擦りだした。

 なにやらとりはずそうとしているかのようだ。



2016年6月15日

 筑波山神社へ行きました。

私が高校の頃、清和大学へ推薦してもらったことと、放送大学に通っていたことを話すと、

「親に何も相談してくれなくて、自分で勝手に決めたんでしょ」

 運転席の母があらぬほうを向いて言いました。


 母の無感覚


 2017年から2018年に母と関西へと旅行へ行きました。

 観光地や休憩時間は地獄の時もあって、視線恐怖がひどかったです。

 旅行での会食でも、少しも食べれなかったのですが、母は「てんぷらちょうだいね」などとまったく無感覚でした。

 旅行に一緒の人たちが、私たちを見て「とんでもないひとたちを連れてきましたね」ということを、添乗員に話していました。


妹。2015年7月


 私がソフトバンクの支店へと妹の運転で、向かうと、

「なんで働かないの!!」

 助手席の私に妹が怒鳴った。

「タバコやめないと、どうなるか知ってる!? 麻薬に走るんだよ!!」

 私は押し黙っていました。

「駅で乞食でもするのか!!」

 妹が運転しながら更に怒鳴る。

 支店へ向かうまで、妹の怒鳴り声が鳴り響きます。

「病気だから仕方がないんだよ」

 私は告げました。

「治そうとしないから!! ママに金を借りる姿を見ると、ぶっ飛ばしたくなる!!」

 妹は更に怒鳴ると、支店に着いきました。


 支店で私の携帯の説明を受けて、インターネットに繋げられることを知ると、妹と私は家に向いました。

 キッチンでも更に妹は怒鳴り続けます。

「病気。病気って、働く気がないからでしょ!!」

「医者のいう障害者なんだから仕方がないだろ」

「金を払えば、そんなこと誰でも言うの!!」

 妹は噛みつくように言いました。

 私の言い分はことごとく怒鳴り返されます。

「精神病は苦しい病なんだ。僕は仕事はできない。何故なら障害年金二級だし……」

「なら一級にして」

「一級は寝たきりで、無理なんだ」

 妹は無知なんだと私は後になって、わかりました。

 誰でも、自分の両親が邪悪な人だとは思えません。

 そして、それもそのはずで、一年に一か月だけ日本に戻ってきて、後は海外で長い間生活をしているのです。子持ちで結婚もしていますが、性格はとにかく仕事を毎日しているような言い方をします。

 私にだけ敬語を使って威圧することも多々あります。

 色々と話すと、

「何でも知っているんだと思った……」

 妹はそう言うと、あからさまに呆れ返りました。

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