第7話 復学に向けて皇都へ
ダンジョンから帰還後、城にも手紙を出し学院に通う旨を伝えた。
墓守の当主が長期で領地を空けるのだから報告をせねばならないと手紙を送ったのだ。
留守を守るのは名目上はライアン騎士団長となる。
ライアン殿は辺境伯の権限で男爵位を与えている唯一の者。
残る面々の中ではハインフィード家、最上位者と言える。
こんな異例な事態はそうそうない。
家内を一族以外の者が長期で治めるというのも、軍部に預けるというのも普通は起こらないもの。
領地やリーエルを守る為にボロい装備で粛々と働き続けた者たちだから問題無いとわかっているからこその任命。
まあ逆に何も考えていないのでは、と思うくらい脳筋だが。
故に問題は宮廷がどう捉えるかだったのだが、父が手を回してくれたのか何も考えていないのか、特に何も指示の様な言葉は含まれず、リーエルを応援する様な言葉が書き連ねられていた。
ライアン騎士団長なら領地を守れると信じて僕らが病で死ぬのを待ってるのかな?
そんな事を思いつつも諸々の手続きを終え、領内の仕事にもできるだけ先の事にまで手を付けて学院に通う準備を整えた。
その上で何かあればうちの者が報告を入れてくれる手筈となっている。
そうして領地を旅立った僕たち。
「漸く仕事の方もまとまったね」と領地運営を一緒にやってきたリーエルに声を掛ける。
「はい。私としても色々と勉強になりました。いつもありがとうございます」
ニコニコと笑みを浮かべるリーエル。
結構無理してダイエットしている様で、気持ち小さくなった様に見受けられる。
この前「あれ、また痩せたね」と問いかけると「えっ!? ど、どうでしょう」と言いながらもニマニマしながら小さくガッツポーズまで取っていた。
「はぁ……学校なんて行きたくないのにあんたの所為で私まで通う事になったじゃない!」
そう言っていつも通りプリプリとするエメリアーナ。
もう慣れてきたのでやっかみの様な言葉にも心は動かない。
「いや、お前が行くって言うからライアン騎士団長に頼んだんだからな?」
「お前って言うな! あんたがしっかりしてないからでしょ!?」
「はぁ……じゃあエメリアーナもあんたって言うなよ。そんなんじゃ友達できないぞ」
「いらないわよ!」と彼女はいつも通り目を吊り上げ残念美人さを見せつける。
未だに同年代の男が大っ嫌いな様子。
まあ、僕も友達なんて居ないけど……
「えっと……女の子も嫌いなの?」
「当たり前でしょ! あいつら全員クズよ?」
「いや、全員かはわからんでしょ。僕の事だって後から認めてくれたじゃないか」
「ねぇ?」とリーエルからも言って欲しくて話を回せば「えっ……あの、私も正直怖いです」と珍しく素直な気持ちを吐露した。
「うーん。怖がる必要ないんだけどなぁ……
エメリアーナが言ったようなクズが相手なら、そもそも発言に心を砕く必要無いしさ。
自己評価もできない愚か者が喚いてるって思えばいいだけだし」
「けど、腹立つじゃない!」と、リーエルに言ったつもりがエメリアーナが食いついてきた。
「そりゃ、僕も腹は立つよ。けど怖くはないって話。
ハインフィード家もグランデ家も強いからね。卒業したら泣きを見るのは明らかなんだよ。
やってる事が本当に幼い子供の所業だなって思うと本気で怒るのも馬鹿らしくない?」
「えっ……うちってそんなに強いの?」と少し困惑を見せるエメリアーナ。
「うん。戦力で言えば国内トップだよ。一領地同士で戦えばほぼ確実に勝てるね。
ただ、戦争を起こして味方が誰も死なないなんてことは先ず無いと思わないとダメだ。
仲間が大切なら避けないといけないから結局は我慢も必要だからね?」
「ふ、ふーん。そう……お父様が居なくてもそうなんだ……」
安心したのか落ち着いた様を見せるエメリアーナだが、なぜ軍部とつるんでるお前が知らないんだと逆に不安になる。
強い魔物を倒せばその分強くなることは広く知られている。
だから段違いに厄介なこの地を守り生き残り続けている兵士たちが弱い筈がない。
ライアン騎士団長の率いる百人はそれぞれが国の最上位に入る強者。
他の領地の軍だって伯爵程度なら五百を超える所はそう無いくらいであり、ハインフィード軍にとって他領地の弱い兵士相手なら一人で五人を相手にするなんて造作もないだろう。
侯爵以上の大きな領地でなければ恐らくはほぼ被害なしで殲滅してくる。そんなレベルだ。
まあ、補給部隊やら斥候やらと武力的には弱い者たちも必要になるから被害は出るだろうが。
だと言うのに三年前のスタンピード前はもっと精強だったというのだから恐ろしい。
それほどに強いからこそ派閥に入る事を問題視されているのだ。
皇家の力とし魔物討伐の任にて封じる。という立場を作る事で均衡を保ってきたのである。
「じゃあ、ムカついたら蹴散らしていいのね?」
「そんな訳あるか、ばかぁ! お姉ちゃん、ちょっとこの子大丈夫?」
「えっと……エメリア、ダメよ?」
それから、エメリアーナにくどくどと言い聞かせ続けながら旅を続けていれば、あっという間に皇都に辿り着いていた。
いや、言い聞かせるのに何日かかってるんだよ僕は!
ずっとその話してた訳じゃないけどさ!
てか、なんであいつは何があっても殴りたい姿勢を崩さないの!?
最終的には学校は決闘以外では暴力禁止空間なんだと言い聞かせるしかなかった。
どこでもそうなのに。
本当は暴言もダメだと言い聞かせたかったが、話していて絶対に無理だと気付き方向転換した。
そして、とうとう皇都のハインフィード家が有する別荘に辿り着いた。
共に来たルンやハインフィード家から二人の使用人が同行していたが、屋敷の中を見て唖然としている状況。
十年以上放置していたんですか、と問いたくなるくらい埃が積もっていた。
「すみません。これは暫く掛かります。
それまで安全な所でお時間を潰してきて頂けませんか?」
と、ルンが無表情で言う。
完全な無だ、とか思いながらも「それなら先に学院への手続きを終わらせてこよう」と行き先を告げて踵を返すと、リーエルが所在なさげな顔を見せる。
「あの、すみません。私の管理がなっていないばかりに……」
「いや、まあ、仕方ないよ。皇都にもちゃんとしたお屋敷があることを喜ぼう」
「そうよ。あの汚れ方からして適当やったのはお父様だわ。ほんとがさつよね!」
ああ、うん。それは間違いない。
そんな話をしつつ学院へと向かう。
学院の門へと辿り着くと、家紋が入った馬車に気が付いた守衛が寄ってきたので窓を開けて用向きを話す。
「三人とも復学の手続きをしに来た者だ。私の名はリヒト・グランデ。
こちらはハインフィード辺境伯。隣は妹君のエメリアーナ嬢である」
「は、はい。では、ただいま門を開きますので少々お待ちを……」
と、言いながらも守衛は小屋に戻り書類を漁っている様が見える。
家紋の確認をしているのだろう。
その程度は貴族の令息令嬢を預かる学院の守衛ならば把握している筈だが、あまりに見かけない家紋に不安になったのだと思われる。
ハインフィード家が皇都にどれだけ来なかったがよくわかる。
少し待てばガラガラと門が開き、守衛が手でどうぞと校内への進入を許可を出した。
それにそって御者が馬を走らせ敷地内へと入る。
綺麗な石畳が続き中央には大きな噴水が見え十字路となっているが、校舎正面玄関は真っ直ぐ進んだ所。
噴水の前をゆっくりと徐行して回り、馬車が止まった。
この先は馬車での侵入が禁止となっているのだ。
噴水でUターンして帰れという事である。
僕は何度も来ているので、気兼ねなく降りて二人の手を取り降りて貰い、そのまま校舎へと案内する。
今は新学期前の休みで学生は居ない筈だと伝えると、二人は息を吐き少し落ち着いた様子を見せた。
「ふふ、しかし不思議な感じね。あんたに妹君とか言われると……」
「リヒト様が頼りになる殿方でほんとうによかったわ」
それよね、と精神的に落ち着いたからか、いつもの調子で話し始める二人。
そんな二人を学院長室まで案内してノックを行う。
「復学の申請に参りました。リヒト・グランデです」
「ああ、キミか。入りたまえ」
扉を開けて二人を引き連れ学院長の座る執務机の前に立つ。
学院長の座る壁側には、名刀であろう装飾の付いた剣が二本額に入れて飾り立ててある。
執務机も立派で流石は国中の貴族子女の集まる学院だと思わされる佇まいである。
「む、そちらは?」
「リーエル・ハインフィードと申します。わたくしも妹と共に復学の申請で参りました」
「妹のエメリアーナ・ハインフィードです」
一応エメリアーナでもカーテシーくらいはできるらしく、丁寧な所作で自己紹介を行った。
「ほう、あの墓守の。そうか……あの痛ましい事件からもう三年か。
心配していたが落ち着いた様で安心したよ」
「はい。リヒト様のお力をお借りしてなんとか……」
ん、と復学の書類を書き連ねる手を止め不思議そうにこちらを見る学院長。
「この度、ハインフィード辺境伯と婚約をする運びとなりまして、及ばずながら補佐させて頂いたのですよ」
「ほぉ、グランデ公爵家との婚約か! それは目出度い事だ!」と安堵の笑みを浮かべる学院長。
彼はうんうんと頷きながらも書類作りを進め、景気よくトンと判を押して顔を上げた。
「うむ、通達書類もできたのでこれで復学手続きは完了じゃ。
準備の説明はグランデ君に任せていいのかね?」
「ええ」と問題無い旨を伝え日程などを説明された後、学院長室を出た。
「学院長は気持ちの良い御仁でしたね」
「そうだね。今のところ嫌味も感じた事が無いし、僕もそう思っているよ」
「やっぱりガキはダメよね。ああいう大人じゃなきゃ」
他にも目を向ければ大人もそう変わらんと思うけどね。
感情のままに口に出すか心の内に隠すかの違いは大きいが。
そうは思うが口には出さない。
大人まで嫌いになられたらもう手の付けようがないから。
そうして次は購買に寄り、教科書のセットを購入する。
服装やらカバンやらには決まりが無いので後は普通に登校するだけだ。
そのまま踵を返して待たせていた馬車に乗り込み、再びゆっくりと噴水を半周して走り出す。
「流石にまだ終わっていませんよね……」とリーエルが帰っても掃除が終わっていないだろう、と困り顔を見せる。
「ほらリヒト、お姉様がお困りよ。何とかなさい!」
「うーん。じゃあカフェでも寄ってみる?」
「「カフェ!!」」
ぱぁぁっと表情が明るくなる二人に苦笑しながらも御者に道を指示しておしゃれな感じのカフェへと向かった。
そこで甘い飲み物と菓子を頼んでご機嫌な様子の二人と雑談に勤しむ。
二時間程時間を潰してゆっくりと屋敷へと戻れば、本当に生活に必要な場所の掃除は完了しているという状態までは進めてくれていた。
客室や倉庫、使用人が使う場所などは全て後回しで、目下僕らが使う場所だけ掃除してくれたらしい。
今は劣化した物の買い出しなどで走り回っているそうだ。
「今はまだ客が来ることは無いから焦る必要はない。明日からゆっくりやってくれ」
「いえ、このような状況は我慢がなりません。せわしないですがどうかお許しを」
何やらルンは燃えている様子。
急ぐ必要が無いだけでやる気ならば構わないと返し、案内を受けて各々部屋へと入った。
ベッド、机、箪笥、化粧テーブルが置かれた簡素だが見栄えはそれほど悪くない部屋だ。
ずっと放置されていたにしては真新しさもある。
もしかしたら先代が二人が学院に通う時の為にと女性用の部屋を新調したが、リーエルが引き籠りになりそのままになってしまったのかもな。
そんな思いを浮かべながら部屋を見回しているとノックの音が聴こえた。
「ああ、どうぞ」と返せば入ってきたのはエメリアーナだった。
「どうした?」と返せば何やら不安そうな顔。
「お姉様の事、ちゃんと守れるのよね?」と、再三受けた筈の問いかけが行われた。
復学の手続きを終え、現実味が帯び不安になったのだろう。
「ああ。問題無いよ。その時、隣に居れればだけど居る事ができなくても放置はしない」
「わかってるわ。そういう立ち位置になっても許容しなければそれでいい」
そう言って俯くエメリアーナ。
珍し過ぎる妥協した物言いが不思議で「それは当然だけど、何があったのか聞いてもいいか」と問いかけてみた。
そうして聞いてみると、エメリアーナが五歳の時のお披露目のパーティーの時、幾つか年上の子供にリーエルが侮辱されたそうで、それに激怒して殴りかかったら逆にボコボコにされたらしい。
小さな子供だ。女の子にも容赦しなかったのだろう。
エメリアーナも負けん気が強すぎる子なので結構激しく遣り合ったのだと思われる。
しかし、結果は惨敗。
その後、先代辺境伯が大激怒して家族そろって土下座させたらしいが、そんな事で心の傷が癒えるなんてことはない。
リーエルも自分の所為でエメリアーナが傷ついたと強いショックを受けたらしい。
泣きながら謝るお姉ちゃんを見てエメリアーナは誓ったそうだ。
これからは絶対に負けない、と。
「いや、お前はもう十分強いよ。学院では間違いなく最上位。教師も含めて最強だと思う」
「そ、そう言われたってなんか怖いのよ! だからあんたにしっかりして欲しいの!」
「わかった、わかった。二人とも何かあったら僕が守るよ。そう約束する」
「本当……?」と、うるうるとした目を初めて向けられてハラハラしてしまう。
普段は暴言のオンパレードだ。
もう彼女に見詰められてもドキドキすることはないが、替わりにハラハラしてしまう様だ。
だが、最初とは印象が変わり真っ直ぐなこいつがもう嫌いではない。
今は何と言うか……我儘で世話の焼ける妹、という感じだろうか。
こういう時くらいはいいか、と頭に手を乗せて微笑む。
「ああ、安心しろ。僕が守るよ」
そう言った瞬間、何かがバサッと落ちる音がして振り返れば、リーエルが目を見開いてドアの前に立って居た。
何故か絶望を感じさせる表情をして立ち尽くしている。
「どうしたの。そんな顔して……」
「やっぱりリヒト様はエメリアの事が――――――――」
リーエルは口元に両手を当て、ジワリと瞳に涙が滲んでいく。
そんな勘違いをしているが、その言葉だけは受け入れられない。
こいつは妥協してギリギリのところで妹なのだ。
「やめろ……僕はこいつに気を失う程に殴られたことを忘れてないし、いつも暴言を吐かれて傷つけられている毎日だ。ありえない!」
「ありえないには同意だけど……あんた、そんな前のことはもう忘れなさいよ!」
「いいから入ってきて」とリーエルを無理やり中に招き入れ落とした教科書などを拾い上げる。
「あのねぇ、リーエルはちょっとの事で勘違いし過ぎだよ。
誓約もしたし僕の秘密も打ち明けた。もう少し僕の事を信じてほしいな」
流石に僕を苛めまくってきた妹に嫉妬は無いだろう、と呆れた視線を向ける。
「だって……私は優しく頭をポンなんて……」
「いや、それよりも凄い事してるだろ。胸にポンしてるじゃない……」
「はぁ!?」とキレ始めるエメリアーナだが、今は黙ってろ。大事な話をしてるんだ。
と無視して話を進める。
「何度も言うけど、僕はもうキミだけだと決めたんだ。
何か誤解しやすい行動があったとしても信じて欲しい。実際に裏切る様なことはしないから」
「はい……疑ってしまってごめんなさい」
そう言って泣くリーエルの頭を優しく撫でる。
「それより胸にポンって何よっ!?」
「いや、何でお前怒ってんの?」
こいつの言いたい事はわかる。婚約者の分際で不純だということだろう。
だが、そういう態度が誤解を生むんじゃないだろうか。
「怒るわよ! お姉様の胸に触ったのかって聞いてんの!」
「待ってエメリア。病気の治療の為に触れただけなの」
うーむ。これじゃまた誤解の元になりそうだ。
ここははっきりと伝えておこう。
「いやリーエル、そこじゃないだろ。嫌々の事じゃないんだ。
何故それでエメリアーナが怒るんだよ。僕らは本気で愛し合っているんだぞ?」
「あ、愛……は、はい! だから怒らなくていいんですよ?」
「む、無理よ! だって仲間外れみたいでやだもん……」
はっ……?
いや、そこは仲間に入れない場所でしょうが!
仲間とかそういう問題じゃないから! 結婚する相手だよ?
「やっぱり……エメリアーナもリヒト様の事が好きだったのですね」
「う、うん……でも家族としてよ?
お姉様みたくこいつに抱かれてもいいなんて多分一生思えないもの」
「ちょっとエメリア! それは言ってはダメでしょう!?」
そうか。そんな事を言ってくれていたのか……
それは嬉しいのだが、色々な意味で気まずいな。
正直、少し僕自身エメリアーナの見せる嫉妬の様な行動に疑うところもあったのだが、十三歳で武力一辺倒に生きてきた女の子だと思えばわからなくもない。
でもまあ、お子ちゃまでそういう事がわかっていないのだとリーエルも理解しただろう。
それなら後はこのお子ちゃまを宥めるだけだ。
「エメリアーナ、キミが仲間外れになる事なんて無いぞ。家族は家族だろ。
僕とリーエルはこの先夫婦になるから触れ合うこともあるが、それで仲間外れになるなら疎外感を父親や母親にも感じてなきゃおかしいだろ?」
「……知らないわよ。うちお母さん居ないし」
えっ、もしかして記憶にもないのか……?
「その、母はエメリアを生んで直ぐに亡くなったので私たちの記憶には……」
「そ、そうだったのか。すまない。ただ、仲間外れになんてしないって伝えたかったんだ」
「じゃ、じゃあこれからは甘えるわよ?」
「えっ」と、困惑して言葉が止まる。
それとこれとは違くない?
まあ、でもこれから先も付き合っていく上で仲が良いに越したことは無いか。
「いや、まあ妹の範疇なら……」
そう応えると何故かエメリアーナは「いいわ」と上から目線で頷いて部屋を出て行った。
「リ、リヒト様、私……あのように言って下さって嬉しかったです。
その、私も頑張って痩せて綺麗になりますから!」
「いや、無理はしなくていい――――――――――」
と、伝えきる前にリーエルもピューと部屋を飛び出していった。
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