1-12白の三頭
吹雪が降り国である白の国は他国を侵略して領土を広げていた。
俺は自室で資料を見ていると突然扉を破壊された。
「おいおいいつも破壊して入るのはやめろよ。ほんとお前ゴリラだな」
扉を破壊したのは筋肉質の男だった。
「てめーまた会議無視しやがったな」
「面倒じゃ。それに議事録ここで確認したからいいでしょ」
「そうじゃねぇだろお前の部下がヘマしたのに無視かよ」
「あーそこかー......ごめんごめん」
「ほんとなんでお前が三頭になってるんだか」
男はあきれた感じで嫌味を言ってきた
「そりゃお前と一緒だろ白の剛力ジョーさん」
「わかってるぜ。ならお前も仕事ぐらいしろ。俺だって暇じゃねぇんだよ」
「暇だろ。いっつも筋トレしかしてねぇーじゃないか」
「筋トレは俺の仕事だ」
「これだから筋肉バカは理解出来ん。俺は俺のやり方があるんだよ。単独行動でもやることやってるからいいだろ」
「やはり俺たちは互いに理解出来ないな力と知恵、永遠に無理そうだな」
「分かればいいな」
「剛力また壊したの?」
そこに女性が現れた。
「こいつこうしないと扉開けないだろ」
「だからってさ......わかるけども。それよりも軍師なぜ来なかった」
「女王様も激おこかい」
「今回はあんたの部下の不始末でしょ」
「はいはいそのことはさっき聞いた」
「じゃあ、ちゃんと説明しなさいよ」
「部下が勝手にやりました。これでいいか」
「なんだよその言い方」
「俺のしたことじゃねぇからなそれに死人は出てないだろ」
「そうだが相手が竜だろその前にあんた近くの村に行っただろ」
「あなたは剛力より考えているがたん単独行動しすぎ」
「女王様はお厳しいな」
「あんたたちは竜の力しかないわね。もう勝手にしな」
そういって女王は部屋を後にした。
「なんかばかばかしくなった。そろそろプロテインの時間だな」
そういってジョーも部屋から出て行った。
「やっぱり癖強すぎだよね」
俺はとある資料を見た。
白の剛力ジョー 竜使いの一人であり、己の肉体を駆使して多く戦果をあげた。時に竜を駆使して町を全壊させることもある。
白の女王レミ その美貌で多くの兵士からの人気が高い。竜に選ばれた者ではないが強い騎士を使い手であるため戦果を多くあげている。戦いの中の以外でもその美貌で潜入捜査などでも行動している。
白の軍師 竜使いの一人でそれだけで上層に組み込めたと言われている。適当な行動が多いが情報を見ると戦果が多くあげている。単独行動が多く彼の行動を理解できる者はいない
「やっぱり俺の評価悪いな」
そう思いつつ俺は資料を閉じた。その時スマホがなった。
「こっちもこっちで面倒だな」
そういいながら俺は電話にでた。
「なんですか?あーそのこと後やっておいてよ」
俺は電話の相手に少し面倒でありつつ相手をしていた。
「じゃー今度行くとき資料まとめておきますよ。え今すぐってこっちの仕事も大変なんですよ」
俺は、暇であったが仕事と言い訳して後回しにしようとしていた。
「こっちの後で情報を回しますから......はいはいそんじゃね」
そういい俺は電話を切った。
どちらも面倒な仕事であるなと思いつつそれでもスリリングのある面白さがあった。
「そんりゃ適当に資料作っておきますか」
そういいながら、極秘情報と入っている資料から極秘の文字を消してデータをまとめた。こんな資料を極秘にするとはなんでだろうな別にいいじゃないかと思った。
******
「499......500」
「あんたも好きね」
トレーニングルームで筋トレをしていたジョーにレミが話かけていた。
「これが俺の仕事だ。それにしてもあんたがここに来るのは珍しいな」
「あんたに話があったからよ。それがなかったらこんな暑苦しい所来ないわ」
「そうだろな。ところで話ってなんだ」
「軍師からあった情報竜使いの1人がレンガに向かったらしいわよ」
「レンガか......俺に似合わん場所だ。」
「そうでしょうね。でもあんた壊したいと思わない?」
レミはどこか怖い顔で微笑んでいた。
「それならお前が行けばいいだろ。なんで俺に言う」
ジョーは筋トレを終え、汗を吹きながらそう答えた。
「最近大きい仕事してないわよね」
「そうだな。久々にこの腕を見せるのも悪くないかもな」
「そうでしょ」
俺は、レミの策略に乗ってしまうことになるのは気が悪かったが最近、暴れていないことがあったためその考えに同調することにした。
「軍の準備を行う」
そういって俺はトレーニングルームから出て行った。
「男って単純ね。それにしても軍師の扱いは難しいわね」
レミも彼とは別の方向に向かって歩き始めた。
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