1-6ここから話は進む予定
「じゃあ、行こうか」
そういってワタは車を出発させた。
俺は、ワタの運転によって隣町に地球に戻れる手がかりを探しに出かけた。話によると車で1時間ぐらいと言われたのでそれほど時間がかからないと思っていた。
そろそろ町に着くだろうと思う頃に急に車に異変が起こった。
「いかんこりゃパンクしてるな」
どうやら、タイヤがパンクしてしまった用だ。
「町ってあとどれぐらいですか」
「そうだなあと数キロってところか。歩いて行けると思う」
「タカ一緒に行こうよ」
テンは俺の袖を持って案内しようとしていた。
「ワタさん歩いて行きます」
「じゃ、私はここで待っているから町に着いたら助けを呼んでくれるか」
「わかりました」
こうして、俺とテンは町に向かって歩き出した。
「テン数キロって大丈夫」
「大丈夫だよ」
そういう感じで歩き始めたが思ったより距離があったらしく全然町に着く気配がなかった。少しぐらいだから大丈夫だと思っていたがだんだんとのどが乾いてきた。テンの様子も最初は楽しく歩いいたがだんだんと疲れが出始めていた。
「テン少し休もうか」
「大丈夫だよ」
「休憩した方がいいよ」
「ありがとう」
ちょうどよく座るにはちょうどいい岩があったので2人で座った。座って休んでいたがやはりのどが渇き何か飲みたくなり俺は近くに何かないか探しに行こうと思いテンに「ちょっと待っていて」といい道から離れて山の中に入っていった。
山の中を歩きつつ川あるかなと思いつつキョロキョロしていたら鳥居のような物を見つけた。俺は、生き物か何かいるのではないかと思いその鳥居のくぐった。少し歩くとそこには祠があった。何があるのだろうと思いその祠を覗いてみると赤く光る石を見つけた。
「光っているな」
そう思いつつ、何故だか俺はこれを手にしないといけないという思いになった。ダメだと頭では考えていたが、手を抑えることが出来ずに俺は祠の中から光る石を手にした。すると、その石は一瞬強く光った後にルビーのような宝石に変わった。
「これ何だろう?持っていくか」
俺は祠に戻すことを考えずにその宝石をポケットに入れてそこを後にした。
* * * * * * *
タカが石を手に入れた頃
「他はいないのかな。まぁこっちに来るなんてそうそっちゅあるわけないよな」
資料を放り出して一人の資料を見ていた。その時、彼の左手に付けていた石が反応した。
「赤か...まさかこいつが」
石の反応を見て驚きながら見ていた資料を再び見た。
「土本孝義か」
資料には土本孝義ニックネームタカと書かれていた。
彼はそのまま急いでスマホでとある場所に連絡を入れた。
「もしもーし、こっちに送ってくれさぁ資料の土本っているけども。あぁ、そうそう彼だけどもそれこっちの案件でお願いしておいて。なんでって...それ俺に聞くの?まぁ頼みますよ」
そういって彼は電話を切った。
「こりゃ、さっき送った子の連絡楽しみだな。それよりもこっちも口封じしないとかな」
彼は、自分の部屋にあった機械を操作し始めた。機械が動き始めると部屋の中心に光が集まりどこかにつながる扉が開いた。
「さて、久しぶりに地球に戻りますか」
彼は扉を通ってどこかに向かった。
* * * * * * *
別の場所でも少女が石を見つめていた。
「あれードラゴン君どうしたの?なんかあったのかな?まぁいいか。」
少女は左手に石を見つめていた。
* * * * * * *
タカは祠から少し離れた所に小川が流れているのを発見した。俺は、そこで水を飲みテンをここに連れてこようと思い一度戻ろうとしたところテンと同種の生物が立っていた。
「見つかってしまった。」
そいつはそういって逃げようとせず左手を摩るような動作をした。すると彼の背後に化け物と呼べるような者が現れた。
「なんだ。化け物」
俺は化け物を見て驚くと同時にその手にはおのが見て逃げなければ殺されると感じとっさに後ろを見て走り出していた。
「追え」
そいつはそういうと化け物は俺の方に向かって走り出していた。その化け物は体調が3mぐらいとかなりでかいわけではないが俺の2倍ぐらいあるためすぐに俺に追いついてきた。
俺は後ろの様子を振り向くすぐそこまで化け物が追いついて来ていた。
「殺される。誰か」
俺は全力で叫ぶとポケットが突然赤い光を発していた。俺はそれに気が付き宝石を触った。俺は宝石を手にするとさらに光を発して俺は目の前を見ることが出来なくなった。化け物も同じ様子で「なんだこの光は」と叫んでいた。宝石から光がなくなり前を見えるようになったらそこには赤い龍の姿があった。
「今度は龍だと」
そう思っていたらどこからか声が聞こえてきた。
「主、私に任せてくれ」
その声が終わると赤い龍は化け物に対して攻撃を始めた。その様子を見ているとなんかポケモンみたいなバトル始まったなと思いつつ俺はその場から逃げた。
俺は祠まで戻って来た時に後ろから悲鳴ような音が聞こえた。その声は化け物の声だと理解でき、赤い龍が勝ったことを理解した。すると。赤き竜は空に上り何かを探して俺と目があった感じがしたと思ったらこっちに飛んできた。
「主、終わりました」
そう言い終えると再び宝石が光を放ったと思ったら赤い龍も光宝石の方に収縮した。
「これはなんだ」
すると、そこに先ほど追ってきたそいつが来た。
「お前は危険分子だ」
そういい終えるとそこに倒れた。俺は怖くなりテンのところまで走って逃げた。
「タカ遅いよ。なんか騒がしかったけど何かあったの」
テンが何事もないように話しかけてきた。
「ここは危ない。早く逃げよう」
そう言い、俺はテンを連れて町に急いだ。
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