1-4ここからはスマホ翻訳で会話になります


 寝ていたと思ったら林の中に立っていた。

「また、あの夢なのか」

 いつも見る夢と同じ風景であった。

「ねぇ助けてくれる」

 後ろを振り向くと少女が立っていた。

「君は何者なんだ」

「助けてくれる」 

 少女は同じことを繰り返していた。

「俺は何をすればいいんだよ」 

 俺は、少女の肩を持って質問していた。

「あなたは何をしてくれる」 

 少女が答えると夕焼け小焼けのメロディーが流れてきた。俺は、流れてくるとわかっていたが音の方を見てしまった。

 少女の方に振り向くとやはり少女は消えていた。

「君は一体なんなんだ」

 俺は、そこで目が覚めた。そこは寝る前と同じ場所であった。スマホを確認してみるとなぜか充電が満タンになっていた。

 俺は、スマホを手に部屋から出るとテンがいた。

「タカおはよう」

 テンが俺に話しかけてきた。

「ねぇねぇ地球のこと教えてよ」

テンは、やはり地球のことがかなり気になっている用であった。

「タカ起きたな。朝食にしよう」

 ワタは、そういうと食堂に連れて行ってくれた。どうやらここは宿みたいなところであった。

「ワタさんここってどこですか」

「そうだった何も言っていなかったね。ここは宿だよ。後1日ぐらいで私の町に行けるから今日は車で移動になるから」

 そういいながら朝食を食べ始めた。

 朝食は食パンにソーセージなど普通の食べ物であり食べてみると、味は見た目と同じであり心のそこから安心した。

 朝食を食べ終わるとワタは行こうかといい車のような物に案内してくれた。

「狭いかもしれないけど乗ってくれ」

 言われたように乗り物に乗って動き始めた。

「ねぇねぇ話してよ」

 動き始めるとテンが興味津々で聞き始めた。

「じゃあさ、ホールについても教えてよ」

「何を話せばいいかわからないよ」

 テンに同じような質問をしたら困ったような顔をし始めた。

「テン、それにタカお互いに自分のこと教えたらいいんじゃないか」

 運転しながらワタが提案した。

「そうですね。それじゃああなたたちは何しに町を出ていたんですか」

「父ちゃんの仕事でほかの町に行っていたんだ。そしたら道にタカが倒れててびっくりした」

「仕事ってなんですか」

「商売だよ。まぁ買ったものは後から来るから小型で帰って来ているんだけどね」

 ワタがそう答えた。

「父ちゃん話に入って来ないでよ」

テンは、自分と話したいという感じで少し怒った感じがあった。その様子を見て仲のいい家族なんだなと感じた。

「でなんでテンも行ったの?」

「だって家に居ても暇なんだよ。だから、父ちゃんに頼んで連れて行ってもらったんだ」

「学校とかないの?」

「学校って何?」

 テンは、学校という物を知らない感じであった。

「学校って同い年が集まって勉強とか遊んだりとかする場所だよ」

「何それ行ってみたい。俺の町に子供とかあんまりいないからそんな場所がないんだよ」

 それを聞き俺は、過疎地の村みたいな場所に住んでいるんだなと感じた。

「学校のこと教えてよ」

 テンに言われて俺は学校についていろいろ話した。

「楽しいそうだね。いいな」

 テンは、行きたそうにそわそわしていた。

「タカのいたところ発展している所見たいだな。俺たちの町は自給自足って感じで足りないものを俺みたいなのが買いに行くって感じな所だ。地球でもそんな所あったのか」

 テンの質問攻めが終わったところでワタが話を振ってきた。

「あります。でも、町ってより村って言います」

「そっか、なら俺の住居に期待しないでくれよ」

 そういいワタは笑っていた。

「いえ、助けてもらって助かります」

「ねぇ、ほかにも教えて」

 テンが、俺に話しかけてきた。

「テン、ホールの世界ってどんな風なの」

「うーと、大陸が5個あってなんかそれぞれに王様がいるみたい」

「王様なんだ。なんかすごいね」

「でも、ホールって大陸の1つのことだよ。他は何だったかな?家に帰ったら地図見せてあげるよ」

「テンありがとう」

 そのあと、いろいろ話し合った。聞いてみると地球と同じような感じであった。ただ、この世界に人間もいるみたいだがほかにもいろいろな種族がいることがわかった。大体は大陸ごとで種族が違っているようなことを言っていた。

 テンといろいろ話していたら彼たちが住んでいる町に到着したようだ。

「テン、タカ到着したぞ」

 そう言われて外を見てみたら日本の村にあるような建物が立っていた。これ、合掌造りみたいだなと思いつつ2人に連れられて中に入った。中に入ると外とは違い日本の普通の家の雰囲気であり外と中でギャップがあった。

「テン、あなたお帰り。ってあの人誰?」

 そこには、ワタの奥さんと思われる女性がいた。

「あぁタカのことか道で拾ってな行くところが何見たいだから連れて来た。」

「あなたいきなり訳が分からないの連れて来ないでよ」

「母ちゃんいいでしょ。タカと話ていいい人だから一緒に暮らしていいでしょ」

 女性はいきなり来た未知生物?を見て戸惑っていた。

「レテ今日だけはいいだろう?明日長老の所に相談してみるからさ」

「そう。でタカさんっていったかしら」

 そういい、俺の方に来た。

「あなたってなんの種族?」

 いきなり来れたのが種族であって目が点になってしまった。

「えーと人間です」

 そう答えるとレテも同じように目を点にしていた。

「タカは地球から来たと言っているんだ。俺たちよりも長老の方が詳しいだろ」

「じゃあ今から行って来なさいよ。って行っても遅い時間だかしょうがないわね」

 そういい、レテはなんとか理解してくれた。

「レテさん、いきなりですがよろしくお願いします」

 俺は、レテに頭を下げた。

「まぁいいよ。さっきのテンの顔楽しそうにしていたからあなたいい人ってわかったから。でも、私の料理に文句言わないでね」

 そういい、レテは奥に戻っていった。

「タカ今日は泊めるが明日以降は長老に話をして決めたいけどいいか」

「長老ってどんな人ですか」

 長老と相談すると話を聞き今までと話が違うんじゃないかと思ったがしょうがないかなと思いつつ理解した。

「長老ならもしかすると地球のことを知っているかもしれないから」

「ごはん出来たよ」

 レテは、そういい夕食に入った。

「味が合うかわからないけどもどうぞ」

 そういうと出てきたのは焼きそばっぽいものだった。夜に焼きそばのみだったのは物足りなかったが食べてみるととてもおいしく満足ものであった。

「レテさんとてもおいしいです」

「よかった。」

 そういい、夕食が終わり再び夜になった。寝る前にまたテンに話をお願いされたためいろいろな話をしながら気が付くとその場で眠りについてしまった。

「レテ、いきなりタカを連れてきてすまないな」

 ワタとレテは2人で話していた。

「いいわよ。テンが楽しそうにしているから」

「ありがとう」

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