1-2助けてくれるよね
俺は、クラスメイトと話した後ほかの種類の本も見てみた。さすがに参考書の所は見る気にはならなかった。その後、クラスメイトと話して話にでた漫画に興味がわいたから買おうと思ったら漫画を持って見たが表紙にアニメ放送中と書かれていた。
「アニメ化されてるならアニメ見てみるか」そういい手に取った漫画を棚に戻した。
「さて、帰ようかな。その前にスーパーだな」そう思いスーパーに向かい頼まれていた牛乳とチョコを買って帰るところ近所の神社に寄ってみた。
「やっぱりここじゃないよな」夢の中で見る林はここではないと何度も来ては思っていたがなぜかあの夢を見るとたまにここに来てしまう。
「なに探してるの」声の聞こえる方を見るとそこには少女が立っていた。その雰囲気はあの夢に見た少女に似た物があった。
「え...」俺はこれが夢じゃないのかそう思いどうしたらよいのかわからなくなってしまった。
「お兄ちゃんどうしたの?」俺は思わず頬をつねってしまった。
「痛くないの」少女は不思議がって俺に近づいて来た。
「痛い...夢じゃないのか」
「お兄ちゃん何言ってるの?」少女は俺を心配しながら俺に話かけ続けている。
「じゃ君はだれ?」
「君?私は私だよ」少女は不思議な笑みで答えた。
「そうなんだ。パパやママは近くにいないの?」こんなところで少女が一人でいるのは不審に思い聞いてみた。
「パパ?ママ?」少女は意味をわかってないような感じになった。
「おとうさんやおかあさん...誰かと一緒じゃなないの?」
「助けてくれる?」不思議な少女を見てなんとかしないといけないなと思いとりあえず110してよいかと思いスマホを出した。
「なにしてるの?」
「君迷子っぽいからおまわりさんに電話するんだよ」そういい110を押し通話ボタン押そうとしたときどこからか夕焼け小焼けのメロディーが聞こえ始めた。
「どうして夢じゃないよな」俺はなにがなんだかわからず周りをキョロキョロするしかなかった。気が付きと少女の姿もなかった。
「助けてくれるよね」どこからか少女の声が聞こえたような気がした。もうどうしたら酔いかわからずとりあえず林の中から出ようと走りだした。しかし、そんなに深い林でないのにどこまで行っても景色が変わることがなかった。
「どうなっているんだ」俺は走るのをやめた。全力で走った事により立っていることが出来ずに倒れ込んだ。
気が付くと真っ暗な空間に俺は漂っていた。
「俺...死んだのか」普通の生活では味わうことのないような感覚であり、たとえるとフィクションの中で死んだ時の映像などに近いと感じた。
「あの子はなんだったんだろう」夢に見ていた子が突然目の前に現れたと思ったら現実に起きないような起こる。現実が夢で夢が現実のようで自分でも何がなんだか理解できない。そう思っているとどこからか明かりが見えてきた。
「あの光はなんだ」そう思い俺は光の方に向かっていった。
光に向かって進んで行くがどこまで行ってもその光に届かない感じであった。
一体どれだけの時間が経ったのか。ここがどこであるのか。空腹であるのかすらわからなくなってきた。
「疲れたな」俺はこれ以上何をしても無駄と思い眠ることにした。
そのまま目をつぶっていてもぜんぜん眠ることができず目をつぶっていることしか出来なかった。俺は目を開いたらなにもなかった空間から何もないからまっさらな草原のような場所に寝そべっていた。
「ここは...一体どうなっているんだ」俺は手持ちに何があるか確認するとスーパーで買ったものポケットにはスマホと財布が入っていた。とりあえずGPSでここがわかるかと思いスマホを確認してみたが圏外となっていた。それを見て改めて自分身にとんでもないことが起こっていることを認識してしまった。とりあえず、袋の中にあったチョコと牛乳を飲むことにした。
「こんなことならほかにも何か買っておけばよかったな」このあとどうなるかわからないためチョコは半分程度に残すことにした。
「さてと、歩いてみるか」そういいどこに向かえばよいかわからないまま適当に歩き始めた。
歩き始めどれぐらい経ったのかスマホを見てみたがスマホの時間は止まったままであった。
「これじゃスマホの意味ないな」そういいスマホをポケットにしまった。
時々休憩をとりながら歩き続けた。どれだけ経っても空の色もそのまま、ここが天国と地獄の境目ではないかと思い始めたときコンクリートのような人工物の道が現れた。
「道だ...ここを行けば」そう思い、俺はどこに続くかわからない道を歩くことにした。だが、ここまで来るのに相当体力を使っていたらしく安心したら急に力が入らなくなった。
「あれ...」そういいながら意識を失った。俺は、何かい意識を失うのだろう。
「なんだ。誰か倒れているぞ」車のような物で移動していた人物が倒れている者を見つけた。
「父さんこれってどんな生き物」
「見たことない生き物だけども...とりあえず連れて行こうか」
「大丈夫なの?」
「多分類似の生き物じゃないかな」
そういうと彼は倒れていた生き物である俺を担ぎどこかに移動を始めた。しかしこの時は俺の意識がなかったため、そんなことを知らずに意識を失っていた。
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