第9話 初対面?
ココアは家に帰った。
「ただいまー!」
「おかえり。学校はどうだった?」
「友達ができたよ!2人!みんな面白かったなあ!」
「そう、よかったわね。」
そう会話が終わると、あっという間に夜になる。
その夜、ココアはよくうなされていた。
そして次の瞬間、音がバサッとなる。
「ココア…?どうしたの?」
そう言い振り返ると、黒い瞳…そう、ミルクが立っていた。
「何を見ている、貴様。私は学校というクソつまらない場所を壊しに行くんだよ。こいつだけが幸せになってるんじゃ、たまったもんじゃないね。」
そう言いミルクはブラウニーを気絶させ、家を出る。
「ったく、コイツ、調子に乗りやがって…自分だけがハッピーでこの世界を乗り切れるとか思うんじゃねえ。頭お花畑かっつーの」
ミルクは独り言をはなす。
そして学校についた。教室に入り、すべてをめちゃくちゃにしようとしたその途端。
メリーが座っていた。
「おめぇ誰だ?そんなジロジロ見て。ぶっ殺されてぇのか?殺すぞ?」
そうミルクが言うと
「そんなに怖いこと言わないでよ。そうだ、私もあなたみたいな殺し屋になりたいな。一緒に殺らない?」
「…は?お前、何言ってんだよ。私は殺し屋なんて一度も名乗ってないぞ、てかお前、私が怖くないのか?」
「うん、怖くないよ。最初は怖かったけど、もう慣れたんだ。」
「最初?お前と私、初対面だろ?」
「いや、私はね、あなたが殺してるとこ、裏で見てたの、かっこよかったよ〜、憧れちゃったんだ。」
「憧れ…?こんな私に、憧れるやつがいるなんて…」
ミルクは唖然とした。
「まあいい、殺さないでやる。ただし条件として、私とデュオを組め、いいか?」
「え、いいの?こんな殺しの才能がない私なんかと…」
「人はどうでもいいんだよ、…でも、お前が気に入ったからさ。」
「ありがとう!!」
Heart・eyes きなこもちたろう @kinako_mochi00
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