第7話 学校巡り

昨日の事以降、ブラウニーはココアのことが心配で、そして恐ろしくてたまらなかった。だが、育てているのは私。責任者も私なのだから、しっかりと面倒を見てやらないと。ブラウニーはその心構えを持ち、ココアにいつもどおり接するようにした。

 しばらく、何日も、何ヶ月も経つ。そこでブラウニーはココアに提案をした。

「ねぇ、ココア。『学校』に行ってみたいとは、思わない?」

「がっこう?」

「ええ、学校というのはね、みんなと話せて、すごく楽しい場所なのよ。」

「へぇ!行ってみたいな!」

ココアは学校に対し興味深くなった。

「じゃあ、今週の週末に、近くにある学校巡りでもしてみましょうか。」

「うん!」

そう言った。

そして週末…

「ねぇ!今日はまちに待った学校巡りの日だね!どんな学校があるのかなぁ?」

「そうね、学校は、みんな個性豊かだから、きっとココアなら友達もたくさんできるわね。」

「早く学校に行って友達、つくってみたいな!」

「まずはみんなに声をかけるのが大事よ。」

「うん、頑張って見るね!」

そして学校巡りが終わり…

「今日は楽しかったなぁ!」

「そうね。ところで、行きたい学校は決まった?」

「うん、もう決まったよ!あそこ!」

そこは、家に一番近いところだった。

「見た目もかわいいし、きっと楽しいよね!」

「いいじゃない?ここで決定ね。」

「うん!」

そう言い、入学までの準備が始まる。

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