第6話 サイコパス

ココア…ではなく「ミルク」が、包丁を手に持って、返り血だらけで帰ってきたのだ。

「え…?」

ブラウニーは目を疑った。

幻覚でも見えているのかと。

あの発言は本当だったのか?人を殺したいという心は…

こいつは一体何を求めているのか…

サイコパスでしかない。その日は一日中ずっと

自分の部屋で怯えていて…

しばらく日にちが経つと、ココアもようやく体の異変に気づいてきたようだ。

「なんか最近おかしいの。体の中でずっと誰かが叫んでいるの。」

その誰か、が一瞬でわかってしまった。

きっとミルクなんだろう。早く人を殺めたいという心が我慢できないんだろう。

だがこのことをココアに言ってしまったら大変になりそうだからやめておこう。

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