11 姉妹、迷宮氾濫を知る

「暇だわ」

「またですの?」


 本人たちはそうなったと全く思ってはいないのだが、【テネーブル・ソル】での遭難事件の後でシュルヴェステルにこってり絞られ、それでちょっと反省らしきものをしたナディとレオノールは、それ以降は愚痴を溢しはするものの大人しくな――


「こんな日は、迷宮を踏破したくなるわよね?」

「なりませんし行きませんわよ」


 ――った、筈である。多分。


「えー。そんなこと言ったって、フロウも魔法をポンポン撃って楽しかったでしょ? また行ってオンファイヤーしたくなるよね」

「楽しかったのは否定しませんわ。でもだからといってそれをするために迷宮にりたくはなりません。そもそも『オンファイヤー』ってなんなんですの?」

「常識では測れない新語を開発して流行させる。さすおね」


 訂正。やはり反省などしていないし、大人しくすらなっていない。封印をぶち壊した行為に対しては多少の罪悪感らしきものはあるものの、趣味で迷宮に這入っただけなのに説教されるのは理不尽だと考えてもいる。しかも常々。

 よって、その日から一週間が過ぎて王都がより近くなった今となっては、あの説教はやはり理不尽だとも考えるようになっていたりする。


 もっともシュルヴェステルから言わせれば、迷宮に潜るのが悪いわけではなく、他者に心配を掛けたが反省どころか何故に叱られているのかが判っていないところが問題だと言いたいのだ。というか言った。全然理解されていないけど。


 そんなこんなで、反省したナディとレオノールは、それ以降は非常に大人しく車中で過ごしたり、馬車を引いている黒毛で馬体が非常に大きい牡馬のヴィリバルト号と戯れたりしていた。ちなみにどれくらい大きいのかというと、某世紀末覇者の愛馬やばんえい馬の1.25倍くらいである。それに、若干魔物の血統が混じっているらしい。あと何故かナディにメッチャ懐いていた。


「あと三日くらいで王都に到着しますわ。それまでは、お・ね・が・いしますからくれぐれも、呉々も呉々も、大人しく大人しく大人しーく、そりゃあもう大人しくしていて下さいね」


 笑顔など一切なく、ど直球で懇願するフロランスである。あと大切だし絶対に守って欲しいから、二回どころか何度でも同じことを繰り返して言った。


「えー。でも退屈じゃない? 退屈と絶望は不滅の魔王をも滅ぼすのよ」

「知りませんわそんなこと。そもそも不滅の魔王なんて、所詮は伝承でしか語られていない創作でしかありません。でも、うふふ。ナディはそういうことを信じていますのね。貴女のロマンチストな一面、嫌いじゃありませんわ」

「いやアンタの変態な弟がソレなんだけど……まぁいいや面倒臭い」

「説得が無駄だと悟った相手への見切りがすこぶる早く無闇な労力を消費しない。さすおね」


 そんな若干ズレた会話をしつつ、三人を乗せた馬車は順調に王都へと向かう。


 ちなみに現在馬車が走っている街道は王都に続いているため、整備が行き届いている。よって、馬車を全力で走らせたり、騎馬が大隊で走り抜けても、概ね問題ない。


 何故にいきなりそんな話題になるのかというと、


「フロランス様。何やら前方から馬車と騎馬が大挙して此方に向かっているのが見えます。様子がおかしいので退避路に停車しますので、ご容赦下さい」


 このペースだと、夕方前には次の街である交易都市グレンゴインに到着するであろうと、まだ愚痴らしきことを言っている姉妹を無視したフロランスが考えていたとき、御者台にいるガエルが小窓を開けてそう伝えた。


 そして程なく、それらが一目散に通り過ぎて行くのを見送り、その全ての人々がやけに必死であるのに僅かながらの違和感を覚え、だがそれよりも先に進むのが優先であるため再び馬車を走らせる。


 そうして先に進むこと暫し。今度は前方に、大荷物を抱えながら徒歩で此方に向かって来る人々が見えた。


「……これは、明らかにおかしいですわ」


 流石にその違和感に気付いたフロランスが、馬車の窓から身を乗り出して先を見る。レオノールも同じことをし、そしてナディは、


「よ、こい、しょ」


 ドアから外に飛び出し天井のヘリを掴んでクルリと一回転し、そのまま馬車の屋根に飛び乗った。


「ちょ! ナディ! 何をしていますの!?」


 その突飛な行動に、当たり前にそう言うフロランスである。だが言われた方はそんなのどうでもいいとばかりに屋根に仁王立ちする。


「【マキシマイズ・ソーサリー・イクステンシヴ】【ディスタント・ヴィジョン】【ワイド・ヴィジョン】【センス・イービル】【センス・ホスリティ】【センス・エネミー】【サーチ】【ディテクト】【シーク】【アナライズ】【アプレイザル】」


 そして視覚系と探知系、解析と鑑定の魔法を重ね掛けして先を見る。そのナディの視界に、明らかに一般人である人々が、早足で此方に向かって来ていた。その姿は、夜逃げでもして来たようでもある。


「ねぇフロウ。この先の……えーと、【交易都市ゴイゴイン】だっけ? まぁ名前はどうでも良いや。とにかく、其処では民衆が集団で引っ越しでもする風習があるの?」

「え? なんですのその謎の風習。聞いたこともありませんし、そもそも遊牧民じゃあるまいしそんなものは存在しませんわ。あと【交易都市グレンゴイン】ですよ」

「そうだよね。都市の住民がそんなことをするとか有り得ないよね。じゃあ、あの人たちはどうして家財道具を持参して逃げるように都市から離れているんだろう」

「……どういうことですの?」


 ナディの謎の実況に首を傾げているフロランスに手招きし、やはり判っていないその手を取って引き抜くように屋根に乗せる。


「わ、ちょ! なんなんですの?」


 その予想外の行動に不意を突かれ、抵抗すら出来ずに同じく屋根に乗ったフロランスに、同じように魔法を掛けた。


「は、ええ? ななななななんなんですのこの魔法は!? 遠くが近くに見えますわ!」

「それは良いから。あの人たち見て、どう思う?」

「全く良くありませんわ。もう……」

「……フロウ。未来の旦那にそれ絶対に言っちゃダメだからね」

「ちょっと何を言っているのか判りませんわ」


 なにかが違う場面で色々繊細な問題になりそうな一言を謎に嗜めるナディをフロランスはジトっと見詰め、だが気を取り直して前方の集団を観察する。言われたとおり、集団で何かから逃げているか、もしくは避難しているようでもあった。


「これは……明らかに異常ですわね」

「うん。だからさっきから言ってるでしょ。人の話をちゃんと聞こうよ」


 その異常に危機感を覚えて真顔で独白するフロランス。そしてそれにナディは真顔でツッコミを入れた。


「…………」

「…………」

「…………」

「…………」

「と、にきゃく、まずは事情を訊かないといけませんわ」

「そうね。あとフロウ。誤魔化したつもり? それにちょっと噛んでるわよ。萌えるわ」

「真面目に取り合わなくて申し訳なかったですわ。でもナディの方も常日頃わたくし揶揄からかったり、あろうことかえっちなイタズラをして来ますわよね? 自業自得だとも思いませんの? あと萌えないで下さいまし」

「……そうね。それはそう。でも、これだけは言わせて」


 引き続き真剣な表情で両手を差し出し――ダブルでサムズアップした。


「フロウのえっちな声ってとってもイイのよ。きっとアーチーも満足しているわ!」


 そんなしなくても良いどうでも良いことを男前に宣言しちゃうナディ。心なしか「バアアアン!」というエフェクト文字すら見えそうだ。そして完全にセクハラである。


「!! もう! ナディ! もう! もう! もう!!」


 途端に真っ赤になり、ナディをポコポコ叩くフロランス。反応が可愛過ぎて揶揄い甲斐があるらしい。発想がただのエロ親父である。


 馬車の屋根なのにそんな百合百合しくイチャイチャしている二人を他所に、その人々はどんどん接近する。そしてその先頭集団が馬車の傍に差し掛かったとき、


「ちょっと良いかしら。これは何事なの?」


 集団を遮るように街道のど真ん中に立ち塞がったナディが、よく通る声で訊いた。だがそれを無視するかのように――実際無視しているが、ともかく、人々はそのまま素通りしようとする。


「ふ……まぁそうよね」


 きっと何かに必死なのだろう。よって小娘が立ち塞がったところで、その足を止めるのは難しい。この場合は避難だろうが。


 ならばどうするか。無視出来ない行動を取れば良い。


「あー、そういえば鯨肉が大量にあって処理しきれないなー。このままだと腐っちゃうなー。誰か処理してくれないかなー」


 そんなことを大声で言い、それに合わせてレオノールが路傍に魔法で用意したテーブルに、出来立て熱々でメッチャ良い匂いな分厚い鯨肉のレアステーキを次々に並べて行く。長距離を徒歩で、更に大荷物を抱えて避難して来た人々にとって、その暴力的に食欲をそそる香りに抗える筈もなく、全員漏れなく足を止めた。


 視線を「キュピーン!」と交わしたナディとレオノール、渾身のサムズアップ。フロランスは唖然としていたが。


 そしてあれよあれよという間に、退避路の傍の平原に無数のテーブルと竈門かまどが出来上がり、総勢数百名からなるBBQが始まった。その中央にはナディが宣言したとおりに十数トンの鯨肉が鎮座し、更にカニやエビ、貝類は元より高級で平民では食べることはおろか店頭で見ることすら出来ないであろう金銀のトラウトまでが並んでいた。


 ちなみにこれらは全部【クリスタ・マイン】での戦利品だ。獲り過ぎて市場価格をぶっ壊してしまいそうだからガチで処理に困っていたのは、誰にも言えない秘密である。ガチムチな誰かさんに相談したらまた説教されそうだからと黙っていたのが功を奏して結果オーライ。


 そうしてほくそ笑む姉妹である。なんとなく察したフロランスは呆れ顔だったが。


「で。これは一体なんのイベントなの?【交易都市ゴイゴイ】の税率が跳ね上がったから集団移住でもするの?」


 集団の中で人々に色々指示をしている初老の男に海鮮串焼きを持って行き、事情を訊く。男はそんなナディを一瞥し、ポッと頬を染め、だが咳払いをして気を取り直してからそれを受け取り、事情を語り始めた。


「あれは……一ヶ月前のことだ――」

「経過は良いから結果だけ言って頂戴」


 事の経緯から説明しようと、過去を懐かしむように物憂げに遠くを見る男の言葉を、容赦なく小気味よくぶった斬るナディ。情けなどあったものではない。


「あー、コイツの話は長いからね。アタシが答えるよ嬢ちゃん」

「お願いするわ」


 そして気持ち良く語ろうとする言葉をぶった斬られて呆然とする男を押し退け、恰幅の良い中年女性が傍に来た。話が早そうだと即座に其方に乗り換えるナディである。当然だろうが。


「結論から言うとね、近くの――とはいっても徒歩で半日は掛かるんだけど、其処の迷宮が氾濫したのさ」

「……へえ」


 あ、迷宮って氾濫するんだ。言外にそんな感想を漏らすナディ。まぁ、魔物が枯渇するんじゃないかとばかりに迷宮で狩りまくっている姉妹にとって、迷宮氾濫は縁遠い単語ではある。


「その迷宮って、氾濫するくらい放っとかれたのかな? それとも不人気だった?」


 不人気過ぎて封印されていた【テネーブル・ソル】を思い起こしたナディは、それならばさもありなん、などと考えていた。

 ちなみに、ナディがその場のノリと勢いで小気味良くブチ破った【テネーブル・ソル】の封印は、責任を持って再封印しておいた。しかもちょっと特殊な封印で、魔物のみが出入り出来ない仕様となっている。

 あとこの魔法技術が後々になって大問題になり、施術者の捜索が始まるのだが、それの張本人は完全にスルーしていた。というかそうしたことすらどうでも良いとばかりに忘れているから、その選択肢すら無かったりする。


「いや、放っとかれてはいないさ。なんといっても食肉が落ちる迷宮だからね」


 食肉が落ちる? このとんでもないパワーワードに、即座に反応するナディとレオノール。此処のところ肉といえば鯨肉ばかりで、その他にはありつけていないし。いや食料品店や飲食店ではありつけていたが、調子に乗って【クリスタ・マイン】で乱獲しまくった所為で、自炊では海鮮が主となってしまっているから。


 カニとかエビとか貝類とかばかり食べていたら、まだ若いのに痛風になってしまう。そんな危機感を覚える姉妹であった。まぁ、栄養バランスはアーチボルトがしっかり管理しているから、実は問題ないのだけれど。


「でもね――」


 そんなまだ入手していない食肉に思いを馳せ、そして皮算用をして黙った姉妹に、その中年女性は続けて言った。


「みんな浅層だけで中層にも潜らなくなっちまったのさ」


 やれやれと言わんばかりに腰に手を当てて溜息を吐き、物思いに耽るかのように視線を上に向ける。それを聞いたナディは、ちょっとワケが判らないとばかりに首を傾げた。


「あら、どうして? 深層はともかく中層くらいなら【シルバー】がパーティ組んで潜れるんじゃないの」

「ああ、そうなんだけどね。みんな、怖くなっちまったみたいなんだよ」

「はぁ? 怖い? 冒険者が迷宮を? ちょっと何言ってるか判らないんだけど」

「まぁそう言わないでおくれよ。ここのところ迷宮関連でちょっとした異変が起きているだろ」

「ん? 起きてるの? 知ってる?」


 その言葉に首を更に傾げ、そしてレオノールを見るナディ。同じように首を傾げていた。


「ほら、いつぞやあった【カースド・ウッズ】の森林火災とか――」


 中年女性のその一言に、スッと視線を逸らすナディである。何故とは言わないし、言えない。


「数ヶ月前にあった【クリスタ・マイン】の迷宮変貌事件とか――」


 続く言葉に、逸らした視線をちょっと泳がせる。何処かで聞いた事件であるのは間違いない。


「直近だと、色々な迷宮の魔物が明らかに枯渇していることがあったり――」


 更に続く言葉に、バショウカジキ並に高速で目が泳ぐナディである。


 はっきり言おう。


 心当たりしかない。


「そんな不可解でおかしなことが多発しちまったから、みんなそんな危ないところには近付かなくなっちまったのさ」

「成程。理解しましたわ。確かにヒトは不可解な現象を恐れるものです。ですが、それでも、どうして誰も間引かなかったのですの? 街には衛兵や兵士だっている筈ですのに」


 そんな中年女性の言葉に深刻な表情で頷き、だがそれでも、フロランスが問題提起する。貴族という青い血の一族として、人々を守るのは当然のことだから。


 そう、フロランスは貴族。そして侯爵令嬢だ。よって、その義務を果たす責任がある。そしてそれは、街を守る衛兵や兵士も同じ――


「そうは言うけど、この平和なご時世じゃ衛兵も兵士も平和ボケしちまっているのさ。それになにより【交易都市】だからね。わざわざ危険を冒して食肉を獲るより、買った方が安全なんだよ」


 ――なのだろうが、其処まで義務と責任を果たそうとする貴族は少ないのが現状である。そしてどうやら今回の氾濫は、六割くらいはそれが原因なのだろう。


「……判りましたわ」


 そんな少ない貴族の一人であるフロランスは、高らかに宣言する。


「ならばわたくしが! ファルギエール侯爵家のフロランス・エレーヌ・ド・ファルギエールが! この氾濫を鎮めて差し上げます!」


 仁王立ちになり、その場に居る全ての人々に届くであろう声量で言い切った。


 そして、そんなフロランスに人々は一斉に、


「いやダメだよ止めときなよ。まだ若いんだし死に急ぐことはないよ」

「えー、ウソでしょマズいよヤバいって。いくら腕に自信があってもアレはムリだよ」

「うわ、あの方って侯爵令嬢なの? 責任と義務があるっていっても、絶対に無理だよね?」

「アレに突撃するとか、世間知らずにもほどがあるよ。どうせ実際を見れば逃げるんだろうが」

「貴族令嬢? あああ、行ってはなりませぬぅ! どうしてもというのなら、まずワタクシの身体で一度お試しをぅ(ハァハァ)」

「気が強そうな貴族令嬢……うう、くっころ!」

「貴族令嬢……世間知らずな……はううぅ、調教されたい!」

「あああああ、『ですわ』とか『ですの』とか言わせてみたい! あとピンヒールで踏まれたい!」


 その無謀でしかない宣言を撤回するように言い始めた。一部ちょっと違うのが混じっているが、誤差範囲だろう。


 そんな予想と全然違うリアクションに、逆に戸惑うフロランスである。


 まぁ冷静に考えるまでもなく、貴族だから義務だから責任だからといって単騎で迷宮氾濫に突撃するのはただのバカか、あるいは本物の強者かのどちらかだ。カテゴライズすれば、フロランスは完全に後者だが。


 しかしそんなのは知らない人々は、延々と思い直すように言い続けている。考えようによっては、非常に暖かくて人間味のある光景だ。くっころとか言っている奴も相変わらずいるが。


「あー、でも、まぁ、誰かがやらないといけないってヤツよねコレって」


 戸惑い真っ最中なフロランスに、溜息を吐いてからナディが話し掛ける。そんなナディを、珍獣でも見つけたとばかりの視線を向ける。


「それはレオも思う。誰かがやらなければいけないのならやるべき。それが


 絶対に我関せずを貫くであろうレオノールまでそんなことを言い出した。それを聞いたフロランスはちょっと感動し、だが――


「……そういえば、以前二人は【クリスタ・マイン】で遭難したそうですわね」

「ギク」

「ドキ」

「【カースド・ウッズ】の森林火災はよく判りませんが、確かそうですわね」

「ヒューピヒューピ(口笛)」

「スピーピヒュー(口笛)」

「しかもただ踏破するだけではなくて、そうですわね」

「ふ……今日もいい天気。明日も晴れかな」

「天気が良いと穀物の刈り取り作業の効率も良くなる。天気最高」

「貴女たちの所為ですの!?」

「ちょっと何言ってるか判らないわ」

「僅かな情報で解答を得る。フロランスさすおね」

「とぼけるのが下手過ぎますわ! あと『さすおね』と言われても全然嬉しくないですの!」


 そんな残り四割の原因である張本人たちは、後始末に乗り出すのであった。


 氾濫鎮圧が始まる。

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