正義の加害者

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正義の加害者

誰かを傷つける事は最低だと言う一般論がある。


罰を与える事で犯罪への抑止力を作らなければならないらしい。


「強姦や強盗殺人を犯した人間は死ぬべきだ」

「被害者の苦しみを味わえ」そんな世間の流れもあり

どんどん厳罰化が進んでいく…

今や侮辱行為でも懲役がつく時代だ。


まさに、正義が猛威を奮っていた。



  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




「ネット上での誹謗中傷で逮捕されたニュースが流れてきた…、冴えない無職の人間が犯罪をしたらしい。


人を傷つけるなんて最低だ、だから当然罰が必要で

実名報道で名前と顔を晒された犯罪者への非難

コメントがコメント欄に溢れていた。



悪いことをした人間がまた悪い事をする確率は30%、性犯罪や薬物犯罪は半分近くの人間が再犯する。

刑罰が厳しくないから、加害者が得をし再犯を繰り返すのだ。


社会が平和であり、秩序を保つためには厳罰が必要不可欠であり、そのためには国家にある程度の力や威厳が必要なのである。」

 ↑

こんな考えの人間がたくさんいて、厳罰化は幾度と無く繰り返されてきた。


1723年、イギリスでは死刑になる犯罪が50あり、

さらに1815年には288にも昇った。


アメリカではスリーストライク制で3回犯罪をすると終身刑になる三振法が1990年代に州法で通った。


日本でも、江戸時代一罰百戒と言われた時があり不倫で殺されたり常習窃盗で死刑になる事があった。


犯罪者に厳罰で抑止力を与え、犯罪を防止すれば

みんなが幸せに生きる社会が来ると、本当に思っているのだろうか? 




すべての国に刑罰が重い時と、軽い時はあった、

上記の例の結果を言うならば…


イギリスでは、大量に死刑になる人間が出たが

軽い犯罪で多くの人間が殺される事となり、思考力も

未熟な若い状態で死ぬ人間や人権軽視が問題化した。


アメリカでは、これにより受刑者が増えたことで州立でない刑務所が必要となり、この制度を利用した資本家は受刑者に奴隷労働をさせ問題となった。


日本もだが、多くの人間を罰する事ができるというのは司法的権力に力があることの裏返しであり、

行き過ぎた残忍な、拷問や刑罰が行える力を得た権力を何を持って安易に信じれるのか?



無論これを悪いと俺は断定しない、

犯罪者なのだから仕方がないと思った人もいるはずだ

だがそんな正義の加害者が、弱者切り捨て社会の根本なのだ。



       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



弱者と聞いて思い浮かべたのは誰だ?

一般的に言われる女性や、子供だろうか


広い視野で見たとき、弱者とは、切り捨てられ隔絶され、世界から排除される人間だと俺は考える。



進化の過程で絶滅した種族がいたように

それは、社会規模でも起こっている。


犯罪を犯した人間は、通常社会から隔離され刑務所に行き、

異常な精神の人間は、病院に入り社会と距離を取る。

ボケ老人なんかも、社会に尽くしてきたとしても

結局は老人ホームで糞を垂れ流す。


そこに大衆は何の恐怖も抱かないが、悪意のない排除システムで社会は成り立っている。



断言するが

「みんなが幸せに安心して暮らす、なんて社会正義から来る厳罰化の流れも、結局は適合できない人間の排除システムで、少しの嫌なこともない世界なんてものは、

少しの嫌なことを行ってしまった人間ですら居場所を奪われる世界なのだ。」



被害者をなくすための行き過ぎた正義は

誰かを傷つけてしまった人間を徹底的に潰し、

最初に加害者になったりルールを守れない気質を持った人間を切り捨てる正義と言う加害者だ。








適合できない物が絶する事こそ摂理なのかもしれない、

だが、唯一許された加害者である社会的正義に俺は今軽蔑の念を抱いている。





          ー完ー




















PS

子供じみてるかもしれないが、俺は理想を実現したい。

仲間が欲しい、署名などもしているが俺みたいな人間に誰も耳を傾けてはくれない。

だから俺の味方をしてくれる人間は俺に一度話しかけて欲しい。

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正義の加害者 西成‼️成人の女募集中‼️ @hanzai471

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