大好きな人が泣く
明鏡止水
第1話
大好きな人が泣く
泣いたところなんて見たことがなかった
泣かせた人が許せない
でも
自分まで同じ目に遭うのは嫌
怖さしかない
黒い服を着た
スカートを封印した
しまむらで一番ごついブーツを履いて
〝奴〟に気づかれないように
話しかけられないようにした
凶器のことを忘れていた
殺すつもりなんてない
今 独り夜を歩いているのも変装しているとはいえ危険な行為
L E Dの灯りのある道
あの子の悲しい気持ちが今になって広がる
夜道で涙が出てくる
「……帰ろう」
無力かどうかじゃない
原動力があるかどうかだ
大好きな人が泣く 明鏡止水 @miuraharuma30
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
「天国」はわからない/明鏡止水
★6 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます