第3話同期

ー翌日ー

「...(っ﹏-) .。」

(今日は...事務所に行くんだった...そろそろ電話くるかな...?)

「もしもし!おはようございまーす!!お迎えに参りました!!」

「!?!...は、はい!えっと...今どこですか?」

「え〜っと...‪✕‬‪✕‬通りの所ですね!昨日教えていただいた住所の近くだと思うんですけど...?」

「近くですよ!ありがとうございます!分かりました!少しお待ちください...今から向かいます!」

「承知いたしました‪(๑•̀ㅁ•́ฅ✧‬」


「お待たせしてしまいすみません...」

「大丈夫ですよ〜!おはようございます!REOさん!」

「...おはようございます!碧空さん。」

「では!早速参りましょう!」

「はい!」




ーブイプロ事務所ー

「おはようございまーす!社長ー!」

「ぉ、おはようございます!」

「おはようございます*ˊᵕˋ*無事に来れて良かったです!では...早速REOさんのコンセプト会議始めましょうか!」

「はい!」



「それでなんですけど...何かコンセプト...設定とかって考えられましたか...?」

「あ、はい!一応...確認なんですけど、アイドル要素って...アリですか?」

「もちろんですよ!REOさん!!アイドルVTuberなんですから!」

「碧空の言う通りです。もちろんREOさんのアイドル経験を生かす設定なら大歓迎ですよ!」

「...良かった...!」

「それでは早速ですみませんが教えていただいてもいいですか?」

「は、はい!俺は...正直アイドルしかしたこと無くて...設定も...あまり思いつかなかったんですけど...」

「大丈夫ですよ〜!まずは聞いてみてからですね!」

「...そうですね!じゃあ...こちら...に...なります...(⑉・ ・⑉)」


「設定

職業 元アイドル

中学生の頃からアイドルとして活動していたが、ある出来事がありグループを脱退&アイドル引退

だが、元アイドルの経験を何かに生かしたくてVTuberになる事を決めた。」


「...って感じなんですけど...」

「なるほど...REOさん!質問です!」

「は、はい!何でしょうか...?」

「設定は...まぁ大丈夫です!そのまますぎますけど...(  ̄▽ ̄)

ですがお名前はどうするんですか?

この資料には書かれていないようですけど...??」

「確かにお名前がありませんね...候補とかもない感じですか?」

「...あるには...あるんですけど...未練タラタラ感がしちゃって...」

「全然大丈夫ですよ〜。...正直かなりマニアックな名前をつけられる方もいらっしゃいますから...苗字だけ〜とか、下のお名前だけとかの方ももちろん先輩ライバーにいらっしゃいます。」

「そ、そうなんですね...!」

「そうですよ〜!なのでどんなお名前でも大丈夫です!」

「じゃ、じゃあ......決めました。」

「お!どんなお名前でしょうか?」

「気になりますね...!」

「俺の名前は...」








「REOです!!」


「!!...やっぱりいい名前ですね!!」

「そうですね〜。でも1つお聞きしても?」

「あ、はい!」

「何故お名前を変えないのでしょうか...?REOさんは先日までアイドルとして日本を明るくするお仕事をしていました。そのお名前も日本人なら誰でも知っているはず...もしかしたらアンチなどに色々言われてしまう可能性も出てきますが...」

「...大丈夫です。...俺は...信じていた仲間に受け入れられなくて...正直かなりショックでした。...でも、昨日寝る前にSNSを見てみたんです...そしたら...」


「REO!引退しても応援してるよ!!」

「いつもREOの活躍...遠くから応援してるから!!めげないで!!」

「REO!またどこかで会えるよね?!引退しても大好きだから!ファン舐めないでよ!!」



「...沢山の俺を応援してくれるメッセージがあって......名前は変えるつもりでした。でもこんなにも応援してくれる人がいる。その人たちの声に答えるためにも...REOで生きていく...そう決めたんです。...それにこの名前だったら...ファンの人達が気づいてくれるかもしれない...と思いまして...」

「なるほど...そんな思いが...!」

「REOさん!REOさんの思いはきっとファンの皆さんに届きます!私もマネージャーとしてサポートします!!」

「もちろん私も社長としてサポートします!いつかライブもしましょうか!」

「...!!ありがとうございます!!」

「じゃあコンセプトは決定ですね!!あとは身体だけですねー!」

「そうですね...モデルに関して何か要望はありますか?」

「...1つだけ...」

「はい!」

「...リアルの俺をモチーフにする事はできますか?」

「もちろん可能ですよ?ではREOさんモチーフでお願いしておきますね。」

「よ、よろしくお願いします!!」


「...あ、そういえば...社長...俺の同期って...どんな人なんですか...?」

「ご紹介まだでしたね...(  ̄▽ ̄)お名前と設定お教えしましょうか?」

「お、お願いします!...あと、いつお会いするんですか...?」

「そうですね...来週辺りに顔合わせしましょうか...?」

「は、はい!大丈夫です!」

「じゃあ私から他のマネージャーに報告しておきますね!!」

「...よろしくお願いします!」

「じゃあそれぞれの設定やお名前を出していきますねー。」

「はい!」


「まず1人目ですね。

名前 朴透ぱくとおる

職業 情報屋

モデル業の傍らに家族を養うため情報屋をしている高校生

アイドルVTuberになればもっと情報が集まり家族に楽な暮らしをさせてあげるためにVTuberになった」


「2人目は

名前 陽野はるのヒナタ

職業 アイドル

ある人気アイドルに憧れてアイドルをしている女子高生

アイドルVTuberになったのは人気になれば推しと共演出来るかもしれないと思ったからVTuberになった」


「3人目は

名前 クリスタ・ミュージック

職業 歌手

音楽一家に生まれ幼少の頃から音楽に触れてきた

色々な経験を積むためにアイドルVTuberになった」


「...以上ですね!REOさんを入れて4人組になります!」


「...なるほど...!個性的な皆さんですね...!」

「では同期の皆さんのお名前も分かったことですし今日はこれで終わりましょう!また来週お迎えにあがりますね!!」

「は、はい!よろしくお願いします!」

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