第2話 事務所所属

前回のおさらい⋯


FREEDOMのメンバーだったREO

だが、仲間との仲違いによりチームを脱退

途方に暮れていた際、あるスカウトに出会う

そのスカウトの名前は碧空赤猫

彼女はVTuber事務所のスカウトマンだった

REOは彼女の誘いに興味を持ちなんやかんやとその日のうちに事務所に行くことになったのだった












ーVirtualプロダクションー

「社長〜!スカウトしてきましたー!」

「あ、碧空さん。お疲れ様〜。どんな人材が...

って、れ、れれれ、REOさん!!?」

「...あれ?(この声どっかで……??)

...あっ!!もしかして、うちのライブに来てくれてた、【yayoi】さん...ですか?」

「...( ´ཫ` )グハッ」

「ぇ、しゃ、社長ーーーー!?」

「お、推しに...認知されとる...‬(´;ω;`)」

「あ、あの...大丈夫ですか?」

「...ダイジョウブデス」

「...ハ!..社長ー!この方がスカウトしてきた人です!」

「...え?マジで?いや、確かにアイドル経験はあるけど...え、事務所は?FREEDOMは?」

「えっと...ニュース見てないですかね...?」

「...ニュース???」

「...俺クビになったんです。」

「......_:( _* ́ཫ`):_グハァ」

「社長ーー!?」

「な、なんてことだ.....こんな形で推しの脱退を知るとは......オタク失格...(_`Д´)_クッソォォォォォ!!」

「...あ、あの!」

「ヘ?..な、何でしょうかREO...さん。」

「俺、その...スカウト、されたんで...今無職だし...所属...したいんですけど...」

「...本当ですか...?!」

「は、はい!...ダメ...ですか...?」

「ハゥΣ( //ω// )......全然大歓迎です...!!」

(困り顔が可愛すぎる……!!!!)

「やったーー!!良かったですね!REOさん!」

「っはい!」

「ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...ゴホンッ!! ンッ ンッ…ではこの契約書にサインをお願いします。」

「これって...本名の方がいいですよね?」

「あ、はい...そうですね...」

「そういえばREOさんって本名じゃないんですか?」

「あ、俺本名琥珀レオンハルトって言うんです。REOはレオンハルトからもじってます。」

「そうなんですね!!かっこいい名前ですね!!REOさん!でもレオンハルトって……ハーフさんですか?」

「推しの本名...カッコイイ(*´>ω<`*)」

「あ、ありがとうございます(⑉・ ・⑉)...

あ、はい、実はハーフというよりクォーターですね。

あ、あと、書けました...!これで大丈夫ですか?」

「あ、もう出来たんですね...!..はい。確認できました。大丈夫です。これでREOさんは今からブイプロ所属になりました!」

「おぉ〜!!やりましたねREOさん!」

「...!!」

「ちなみに...REOさんはマネージャーをどうするかお考えですか?」

「あ、その事なんですけど...碧空さんをマネージャーにする事って可能ですか?」

「碧空さんですか?えっと......あ、大丈夫ですよ!今担当しているタレントいませんし。」

「...!...ありがとうございます!!」

「やった!!REOさんのマネージャーだーー!!」

「推しとうちの部下の絡み……│߹ㅁ߹)♥︎尊い

あ、そういえば...また明日事務所に来ていただくことは可能ですか?」

「あ、はい!大丈夫です。...でもなんで...?」

「そんなにかまえないで大丈夫です!!...REOさんのモデルのコンセプトや名前、同期の皆さんの紹介とか色々日程組まなければいけないんです...」

「ぁ、そういう事なんですね!...分かりました!何時に事務所に来たらいいですかね...?」

「そうですね...お昼頃ならいつでも大丈夫ですよ!心配でしたら碧空さんに近くまでお迎えに向かわせますが...?」

「はい!お任せ下さい!!」

「ぁ、じゃあ...お願いしますm(_ _)m」

「はい!!じゃあ私の連絡先渡しておきますね!では...13時頃にお迎えに行きます!」

「あ、ありがとうございます!よろしくお願いします!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る