【祝7500PV突破!!】人気グループ所属の元アイドルがVTuberにスカウトされてやってみたらまさかのTOPVTuberになっちゃった?!
奇跡零
第1話スカウト
2023年⋯
世界的に「VTuber」というジャンルが大流行した
中には「アイドルVTuber」なるカテゴリーもあり、その活動の幅は芸能人や政治家と同等...
いやそれ以上にも及ぶのである
これは人気アイドルグループに所属していた元アイドルがTOPVTuberになる物語...
皆さんは人気アイドルグループ
「FREEDOM」をご存知だろうか?
FREEDOMは4人組男性アイドルのグループであり、その人気は日本中で知らない人はいないほどであった
先日も全国ドームツアーを無事成功に導き、今ノリに乗っているグループなのである
しかし、このグループは昔からメンバー同士の衝突が多く、その影響は各メンバーの仕事やグループでの仕事にまで及んでいた...
「おい!お前らまた手ェ抜いただろ!」
「は?REOには関係ないだろ。」
「関係大アリだわ!俺たち同じグループのメンバーだろうが!」
「...ハァ。お前気づいてねぇのな。」
「は?...何がだよ。」
「お前だけだよREO。メンバーだと思ってんのは。」
「...は?」
「俺たちはもうお前のことメンバーだなんて思ってねぇよ。」
「...はぁ?...な、んで...」
「お前のその俺が正義ぃ〜みたいな態度が毎度毎度ウザイんだよ。お前こそ俺たちのスタイルをわかってねぇんだよ。」
「ッ......でも....ぉれは...お前らの為に...」
「だから!そのお前らの為にってのがウザイって言ってんだろうが!!!」
「ッ!?」
「...けろ」
「...っえ?」
「もうお前抜けろ。FREEDOMから。」
「...?!...待ってくれよ?!俺はお前らと世界に行きたくて……!!」
「それ。思ってんのお前だけだから。」
「そ、んな......」
「今日中に事務所行って脱退と退所伝えて消えろ。今お前がやってる仕事も俺達が貰う。」
「...ッ........分かった...」
「今だけは物分りが良くて助かるよwじゃあなw」
「……クソ⋯」
「...という訳で明日の天気は...!?
こ、ここで速報が入りました!最近人気絶頂のアイドルグループ「FREEDOM」のメンバーREOさんが脱退、退所することが所属事務所より発表されました!?えー⋯事務所公式サイトによりますと、このような文面が発表されたようです。
本日付でFREEDOMメンバーのREOが脱退、退所致します。突然のご報告となり、関係各所の皆様、ファンの皆様へご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。REOが担当していた仕事につきましては、FREEDOMメンバー3名に割り振り、引き続きFREEDOMが担当させていただきます。...とのことです!...まさかの電撃発表ですね...。人気絶頂のREOさんに何があったのでょうか...」
「元々FREEDOMはメンバー同士の騒動が多かったのでその影響がしれませんが...まさか予告もなしとは⋯検討もつきませんでしたね...」
「尚、この件について事務所は取材を断り続けているとの事です。繰り返します、FREEDOMメンバーの......」
「...はぁ......」
(もう発表されたのか...)
俺は
先程メンバーと喧嘩しグループを脱退させられた元アイドルだ
普段だとあそこまでにならないんだが...
...正直びっくりだ...まさかあいつらがそんな風に思っていたなんて...微塵も知らなかった
(...これからどうしようか...)
俺の顔は良くも悪くも日本全国に知られてしまっている為、迂闊にバイトなんざ出来やしない
だからといって働かざる者食うべからずの通り
アイドルでの稼ぎもいつかは底をつく
(...そもそもアイドルしか経験の無い俺を誰かが雇ってくれるとも思えない...どうしたものか...)
「あの!そこのお兄さん!!」
「...ん?」
「すみません!急に声をかけてしまい...」
「ぃや...別に...大丈夫です...」
「お兄さんって今何かお仕事ってされてますか?」
(ウワァ...今聞かれるのは心にくる...)
「...先程までやってたんですが...クビになりまして...」
「⋯え!?そうなんですか?!...それは……
すみませんでしたぁーー!!配慮が欠けていました...!!!」
「え?!ちょ!謝らないでください!...そもそも見た目じゃ分かりませんから...お姉さんのせいじゃありませんよ...それで...?俺に何か...?」
「あ!そうでしたw...あれ?お兄さんもしかして...FREEDOMのREOさんですか...?!」
(?!...やっぱり知られてる...)
「...はい...」
「やっぱり!...先程クビになったって...あのニュースのことだったんですね...」
「まぁ...はい...」
「じゃあ大丈夫ですね!!」
「...ぇ?」
「私今アイドル経験のある人材探してて...元人気アイドルのREOさん...ピッタリです!!」
「ぇ...俺が...?」
「はい!!」
「...あの...そのお仕事って...?」
「ご説明しますね!少し場所移動しましょうか!ここ歩道のど真ん中ですし!」
「...はい」
「場所改めた事ですし...ご説明しますね!」
「...お願いします...」
「はい!お願いされました!...忘れてましたがまずは私の自己紹介をしますね?私は
「...VTuberってあの...?......でもどうしてアイドル経験のある人材をスカウトに...?」
「実は先日社長や幹部で会議をしまして、新しく「アイドルVTuber」というコンテンツを我が社でも導入しようということになったんです。
そこでオーディションとスカウトを行い、タレントを募集し始めたんです!今の所4人組で考えていまして、現在オーディションの真っ最中なんです。アイドルVTuberの原石は見つかったんですが...皆さんアイドル経験がない方ばかりで...そこでスカウトという方法でアイドル経験のある方をスカウトしようとなったんです!」
「そこで丁度辞めたばかりで元アイドルの俺が連れてこられた、と...」
「はい!...どうでしょう?私と一緒にやりませんか?」
「......あの、そういう配信?とかネット関係の経験ないんですけど...」
「大丈夫です!そこは担当になったマネージャーが手取り足取り教えます!」
「...マネージャーって...こちらから指定できるんですか...?」
「...?可能だと思いますよ?誰かお知り合いでもいらっしゃるんですか?」
「いや...入るならマネージャーは碧空さんにやっていただきたいなと...俺をスカウトして、必要としてくれたのは碧空さんだし...」
「!?...そういう事でしたか...!!もちろん!!私を選んでくださったのなら全力でサポートさせていただきます!!」
「...じゃあ...その......お願いします...!」
「!!!ありがとうございます!!
じゃあ早速事務所へ向かいましょう!!」
「...ぇ?!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます