第8話 時間空間操作 カレンダー11月18日
土曜 曇りのち晴
午前授業のみ
空虚のカラダから1週間
時間の流れは早い
席に着く
窓からグランドを見る
昨日の放課後の監督、下級生の
言葉が頭を回る
“3年間よくやった”
“ユニフォームは僕らが引き継ぎます”
決めた起点2座標が動きそうだ
ピッチに立った緊張感
“あの緊張感”を感じることはもうできないのか
あの日、確かに0.5日分時間空間を
僕は超えた
授業・先生の声が小さくなる
スーッとヌコが目の前に
「どうだ?空虚の時間経過
地球人のカラダ・思考
薄い氷のようにもろい?
それとも?」
「空虚の時間経過で侵食される
カラダ・思考共に
ヌコ“僕には問題ない”」
「以外にしぶといな地球人少年」
「“そうだな。”僕は僕が大好きだ。
どんな自分であっても自分は自分だ。」
ヌコの目がニヤリと笑ってスーッと宙へ浮上
教室中を遊泳・光って消えた
「眩しい!」
目を開ける
足元に芝生を感じる
フォイスルの音が響く
僕は今 時間空間を超えた
カレンダー11月X日
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