第7話 そろそろ動きますかな
【???(地下牢)】
地下牢の中で寝たフリをしていた年配の男性は 身体をゆっくりと起こし、辺りを見渡した。
「(フム…私の見張りは独りだけですか。拘束具も手錠のみとは…。ジジイだからと、随分と舐められたものですなぁ……)」
―――私もそろそろ動きますかな……。
「コホン…そこのお方。ちょっと良いですかな?」
「…ん…何だ?」
「その…私、御手洗いに行きたいのですが……」
「だッ…ダメだダメだ…!! 少し位は我慢しろ!!」
「いや…どうやら、その…お腹を壊したみたいで――」
「…え"――まさか大きい方?」
見張りの問いに、男性は目を
「し…仕方無いな。漏らされると困るし…少しだけだぞ!!」
―――ギイッ……。
男性は牢から出された……その時。
「…ホワチャ―――ッッ!!!!」
「んな"っ―――!?」
……ドカッ!! ……バキッ!!
「ぐ…ぐはぁぁッッ…!?(コイツ…お腹壊したんじゃ…無かった…のか……)」
―――ドサッ……。
男性は見事に見張りをやっつけた!!
※気絶させただけ。
「ふぅ…まだまだ若い者には負けておりませぬぞ☆」
そして掛けられた手錠を意図も簡単にカチャリと外した。
「――さて…急がねば!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます