第6章 突撃開始!!
第1話 城へ突撃する前日
午後23時―――。
「…クロネさま――大丈夫かな?」
「…ん?どうした、メイ?」
芽依は小さくあくびをして 目をゴシゴシと擦った。
「うん…クロネさまは…“契約書”にサインしたんだよね? その契約書…絶対何か“仕掛け”がある筈なの…」
「フム…と言うと?」
「んと…“仕掛け”には色々あるんだけど――もし契約を破ると“契約書にサインした者は命を落とす”…と言う例もあるの」
「なッ…!?」
「何だって!?」
「どっ…どうすれば良いんだ…!?」
芽依はアンズに肩を掴まれてグラグラと身体を揺らされた。
「あわわゎ…!! おっ、落ち着いて!!た…例えば、の話なの!! 今回の件がそうとは限らないの……!!」
「でも――じゃあ…どうすれば良いメポ?」
暗黒騎士のカイトの事なら、その契約書に何か仕掛けをしているに違いない…。
「あの……私に考えがあります」
「………!?」
黙って話を聞いていたシロネが、重い口を開いた―――。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます