第2話 流月大ピンチ!?

【倉庫】

「ほぅ…これが召喚士達が守っている力…“風の宝珠”か」


謎の男は“風の宝珠”を、金庫から意図も簡単に取り出した。


「………さて、」


男はくるりと振り返った。


「…そこに居るのは、真依では無いな。誰だ、貴様?」

「………!!」


流月は、ギクリとした。

柄にもなく、手にはじんわりと汗をかいている。


「(コイツ…かなり強いメポ!!)」

「ん~…メポ子ちゃん?こんな所で、何してるの?」

「………!?」


芽依が目を覚まして、流月を追い掛けて来たのだ!!


「(メイ…!! こっちに来ちゃ駄目!!!!)」

「……ふぁぁ~」


……………ドサッ。


芽依は、床に倒れた。


「…メイっ!?!?」

「…真依にこんな可愛い妹が居たとはなぁ~。」

「お前ッ…!! 今メイに何をした!!」


男は、ククッ…と不気味な笑みを浮かべた。


「オネンネさせてあげたのさ。さて…と、次は貴様の番か」

「(……くっ!!)」


どうすれば良いメポ……!?


「…いいえ、貴方の番よ!!」

「………!!」

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