満月と言えば…🍡

「お姉ちゃんが、皆にお団子を作ったの~!! 食べて食べてなの~☆」


芽依のお姉さんの真依まいがお月見団子を作ったらしい。

芽依が2人の分のお団子を持って来てくれたのだ。


「いただきまーす……メポ!!」


―――パクッ!!!!


「あっ……!?」

「…メポ子ちゃ―――!!」

「ん~もぐもぐ…美味しいメポ~☆」


流月はアンズの分の団子まで ペロリと食べてしまった!?


「え~と……俺の分は?」

「あぅぅ…今ので最後なの…」


芽依が2人へ持ってきたお皿には、もう何も残っていない………。


「メ~ポ~子~!?!?」

「流月は知らないメポ~♪」


流月はその場から逃げた……と、その直後。


「そんな事があろうかと思って…はい、どうぞ」

「真依……!!」「お姉ちゃん!!」


芽依の姉・真依が、新たに団子を持ってきた。

恐らく、自分が食べる分をアンズへ持ってきたと思われる。


「真依…!! 君は何て良い人なんだ!!(涙)」


アンズは号泣しながら、真依が持って来てくれた団子をパクッと食べた。


「もぐもぐ…おっ…美味しい~!!!!」

「あら…うふふ。そんなに泣かなくても……」

「ん?あれれ……?」

「……アンズ君?どうしたの?」


「な、何だか……鼻が急にムズムズしてきた?……へっくしゅん!!」

「あらあら。体が冷えちゃたのかな?」

「いや…そんな筈は―――くしゅん!!」


アンズは急にくしゃみを連発し始めた!?


「おかしいなぁ…一体何が―――へっくしゅん!! はっ……まさか!?」


「ふっふっふ……“流月スペシャル☆第1号”、大成功メポ♪ 」

「メポ子!?」「流月ちゃん?」


それは流月の特技の1つ。

流月は様々な薬を調合し、回復薬からヤバい薬まで“色々な分野の薬”を作り出す事が出来るのだ。


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