第7話 闇に堕ちた仲間

カイトはアンズ・黒蝶・真依とギルドメンバーとして 世界の平和を守るために一緒に任務を遂行していた。

そして…真依はカイトと恋人同士だった――。


「えぇ~っ?? こ、恋人!?!? …なのに、何で敵メポ!?」

「“禁忌の力”に魅入られてしまったからだよ…」

「………!?」


【数年前】


「あ…暗黒騎士だって!?」

「お前…暗黒騎士が何か分かってるのか!? 人の命を何とも思って無い奴らなんだぞ!!」

「あぁ…そうだな」

「カイト…それが貴方の答えなの?」


カイトは アンズと同じ“無能力者”だったが、剣の使いは誰よりも(アンズよりも)長けていた。


しかし―――。


「そうさ…俺は例え禁忌だとしても“能力”が欲しかったんだ」

「待って…!! まだ間に合うわ!! お願い、戻って来て…!!」

「ふっ…真依、俺と一緒に来ないか…?」

「(……ビクッ!!)」


「汚い手で―――」

「真依に触るな……!!!!」


アンズと黒蝶の2人が、真依の前に立ってかばった!!


「お前はもう俺達の仲間じゃない…!! このギルドから今すぐ出て行け!!」

「…………」

「(…カイト―――)」


こうして、カイトはアンズ達の敵となってしまった…。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る