第3話 目を覚ました少女

「……う。 ケホケホッ――」


救出した少女が目を覚ました。


「あっ、大丈夫メポ!?」

「イタタタ……」


少女の膝と腕には擦りむいた傷痕があった。

流月は、ポケットから薬を取り出した。


「怪我にはこれが一番効くメポ!」

「…まるでドラ●もんのポケットみたいだな」

「ドラ●もん?」「……って何メポ?」

「イヤ……何でもないです……」


「ふーん…?変なアンズっち。今、治療するメポよ!」

「…ありがとう」


そして…治療が終わると、アンズが少女に声をかけた。


「君の名前は?どうしてこんな危ない所に居たんだ?」

「…私の名前はメイです。実はお姉ちゃんのペット…じゃなかった、召喚獣を探してて…」

「……ペット?」「召喚獣…?」


すると、遠くからメイを探す声がした。


「メーイー!!!!」

「お姉ちゃんだ!!!!」

「あっ…!! メイちゃん!?」


メイは、自分を探す声の方へ走り出した!!

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