第2話 魔法と駿足

「流月…俺の魔法で瓦礫を吹き飛ばす。キミは中の人を助けてくれ」

「分かったメポ!!」


…………ガラッ。。。。。


瓦礫は、今にも崩れてしまいそうだ!!

迷っている時間は無かった。


―――そして。


黒蝶は、目を閉じ…ロッドを瓦礫へかざした!!


―――パアアアアッ…!!!!


「……今だっ!!」

「……了解!!」


……ズド――ン!!!!!!!


瓦礫が吹き飛ぶ瞬間――流月の能力【駿足しゅんそく】で中の人を助け出した!!


2人の息はピッタリだった。


「……よしッ!!」「やったメポ☆」


黒蝶と流月はハイタッチした。


「(ふ…2人とも…スゲーな~)」

↑アンズはぽかーんとして、見ていた。

※因みに、アンズは能力なし。


流月と黒蝶が瓦礫の中から助け出したのは、流月よりも幼い少女だった…。

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