第5話 突然の警報

「…だけど、メポ子。この村周辺へ何しに――?」


……ビ―――ッ!!!! ビ―――ッ!!!!


「………!?」

「…なッ…何だ…!?」


急に警告をしらせる音が鳴り響いた……!!


『アンズ、黒蝶!!!!』


スマホから、のぞみの焦った声が聞こえた!!


「…どうした、のぞみッ!?」

『今貴方たちが居るその村に、不穏な気配が…!!!!』


……ズド―――ン!!!!!!


「………!?!?」

「じ…地震……!?!?」

「(違う……これは……!!)」


「キャアアア――!?!?」

「助けて―――!!!!」


のぞみが全部言い終わらない内に、村の人たちの悲鳴が聞こえた……!!


そして―――。


『グギャアアアア―――!!!!』


「なっ…何なんだ!? 今の鳴き声は!?」

「……魔獣メポ」

「……えっ?」


「何ボーッとしてる!? 早く村の人たちを助けに行くメポ!!」

「…あっ!? ちょっ…メポ子!?」


流月は村の外へと逃げ惑う人たちの、反対方向へ向かって走り出した!!


「(全く メポ子のヤツ……一体何だってんだよ……)」


「黒兄…!! 俺たちも行くぞ…!!」

「……了解!!」


アンズと黒蝶も 流月を追い掛けて走り出した……!!

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