第21話

俺は、イザベラの過去のことを知った。

彼女が強い秘訣が分かってよかった。

これで、もっと彼女のことを理解できる。

それより、気になったことがある。


DESTROYERについてだ。

彼は、ほどんど姿を現さず、正体不明の探索者として有名だ。

だが、イザベラが彼とダン友らしい。

俺は、少し彼のことに興味をもった。


それから数日。

俺は、とあるマンションにいた。

とある人物に呼びだされたのだ。

「どうぞー」

目の前の門が自動であいたので、俺は中に入った。

そこにいたのは、未衣だった。


「こんなところに住んで居たのか、、、」

「WDAからお詫びの金をもらったの。

 セキュリティのいいところじゃないと安心できなくてね、、、」

それもそのはず。

ついさっきまで国に監禁されていたのだから。

「そういえば、なんで今日俺を呼び出したんだ?」

「それはね、、、、」

そういうと、彼女は近くにあった箱からとあるものを取り出した。

「これは、、、?」

「私が国のあの施設で見つけたもの。

 何か、すごい力を感じるの。」


彼女が取り出した紫色の宝石は、何か力強いオーラを放っていた。

しかも、これは魔力じゃない。

「もしかして、,未衣。それ、どこで見つけたの?」

「私の施設内の個室にあった。見えづらいところに取り付けてあったの。」

なるほど、そういうことか。

「未衣、この部屋だと何か力を出しづらくないか?」

「そういわれれば、たしかに、、、」


「多分それは、力を制御するクリスタルだ。」

「え?!」

「おそらく、全個室に取り付けてあるはずだ。

 魔力じゃないから、ブロックされにくい。

 これで、ほかの探索者からの反撃を防いでいたのだろう。」

「じゃあ、これは捨てたほうがいい?」

「いや、これを改良すればもしかしたらいい武器を作れるかもしれない。

 ちょっともらってもいいか?」

「いいよ。もともと曹にあげるつもりだったし。」


俺は、彼女からもらった謎のクリスタルを持って行きつけの鍛冶屋へと向かった。

「お、曹の兄ちゃんじゃん。急にどうした?」

「いやぁ、玄さん。これ見てくださいよ。」

「ふむふむ。何か新しい素材か?」

「いや、実はこれ未知の力制御クリスタルっぽいです。」

「てことは、魔力が原動力じゃないのか?」

「そうみたいです」

「これをいい感じに加工してほしいのか?」

「その通りです。何か使えそうな感じがしたので。」

「わかった。今週中には作っておくね。」

「ありがとうございます!」


俺は、昔から行きつけの鍛冶屋の店主、玄さんに渡した。

玄さんは、元Sランク探索者なので結構な知識がある。

そのうえ、腕もピカイチだ。

だから、ずっと頼っている。

この素材を活用できたら、もっと戦いやすくなりそうだ。

-----------------------------------------

質問です。

ここ(あとがき)に、自分のおすすめの作品を許可ありで掲載するのは規約的にありなのでしょうか?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る