第20話

私の親は、大企業の社長だ。

要するに、社長令嬢だ。

だから、いつも窮屈な生活をしていた。

私は、生まれつき力が強く、魔法も得意だったから探索者にあこがれていた。

だけど、当然親はそれを許してくれなかった。

「命を落とすかもしれない」

「黙って会社を継げ」

そう言われた。

私の人生なのに、、、


だから私は、15歳の時に家出をした。

もちろん誰も助けてくれなかったから、一人で。

正直、もう家には戻れないから怖かった。

だけど、この先ずっと親に操られているほうがもっと怖い。

勇気を出して、探索者になることを決めた。


それからは、大変だった。

イギリスから脱出し、アメリカへと移った。

幸い、家から脱出する際自分の金庫にあった500万円があった。

だから、その金でやりくりしていこうと考えた。

探索者になってから、まだ新参者だし、しかも女ということもあっていろんな探索者たちから目をつけられた。

そして、金品も奪われたりした。

でも、異国の地だから当然助けてくれる人はいない。

自分一人でやっていくしかないんだ。


私は、悔しさをばねにしてどんどん上位へと上り詰めた。

そして、探索者になってから4年、ついにSランクに昇格した。

この速さは異例だそうだ。

そこからも、止まることはなく2年でZランクへとえらばれた。

その間、何回も黒服に追いかけられた。

恐らく、親が派遣したのだろう。

だけど、私は負けない。

もう、誰にも縛られない。

私は自由に生きていくことにした。


だが、そんなときも少しだけ。

私は、クランに誘われたので参加することにした。

クランの名は「ビクトリアス」。

世界で2番目に強いクランだ。

クランに入ればもっと簡単に、もっと自由に活動できると思っていた。

だけど、それは全然違った。

Zランクであろうと関係ない。

とてつもなく搾取されまくった。

このクランは、オーナーの権力が強い。

そのオーナーは、国の関係者だ。

だから、権力が強い。

そう、ビクトリアスが強い理由は「搾取しまくっていた」からだ。

しかも、一度はいったら大量の違約金を払わないと抜けれない。

だから、多くの高ランク探索者が残っている。

本当なら、親がいればすぐに抜け出せた。

だけど、もう家出してから数年間関わっていない。


ずっと、永久にここにいないといけないんだ、、、、

そう思った。


今に戻そう。

私は前、ホークスに嘘をついた。

DESTROYERという人物がイチイということを伝えられ、知らないふりをしていた。


だが、その彼こそが私を救ってくれた、そして前に一度、彼が無名の時に関わったことのある人物で、今のなってはダン友だったから。


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新作です

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ヤンデレ系です(更新停止中)

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