第14話

「ていうか、さっき言ってた"あいつ"ってだれだ?」

「世界ランク4位のブルース・ホークスだよ。」

「そいつもいま日本にいるのか?」

「いや、彼の居場所だけは誰もわからないからただ可能性があるだけ。

 ほかのZランカーはそれぞれの国に固定でいるけどね。

 ホークスは依頼をすぐこなすから各国から頼られてるんザマス」

なんか語尾ザマスはおかしいけど、、

とりあえず、そいつが俺よりすごいことはわかった。


「ていうか、世界ランクってどうやって決めているんだ?」

「その人のステータスと総合して決めているらしいわ」

やっぱそうか。

つまり俺は魔力が強すぎてこうなったのか?

今わかっていることだと、順位的には、、


1位 ???

2位 イザベラ・カドガン

3位 進藤曹

4位 ブルース・ホークス

5位 三城龍矢

6位 ???


ということになる。

そして世界人口は現在115億人。

つまり、38.3億人中の一人ってこと?!?!

そう考えると、俺ってすごいな、、(今更感)


とりあえず、イザベラと冥層を攻略しよう。

しばらく歩いていると、何かが出てきたがイザベラが一瞬で塵にした。

おそらく、冥層のモンスターはSSSランク以上だと思うんだけど、、、

やっぱ、イザベラは俺より強い。

俺も、彼女ぐらい強くなれるように頑張ろう。

「そういえば、どうしてダンジョン攻略を始めたんです?」

「私は、ただみんなにちやほやされたいだけだったけど、、、」


俺は、趣味でダンジョンに潜っているといったな。

ほんとは潜るつもりはなかったんだ。

だけど、、、

高校生だったころ、とあることがきっかけで一番仲が良かった幼馴染と連絡が取れなくなった。

学校も退学。

今までずっと話したりしてたから、どうしたのだろうと思っていた。

それから2年、俺はその真相を知った。


俺の幼馴染、永井未衣ながいみえはどうやらダンジョン攻略の才能があったらしい。

それを、偶然ランク検査で見つかった。

彼女はやりたくなかったらしいが、そんないい人材をこの国が手放すわけがない。

強制的に国専属探索者にしたらしい。

この国、いや全世界はダンジョンが出現したことによって少しずつ狂い始めたんだ。

そして、俺は少しだけ彼女に好意を抱いていた。

そして、幼馴染だからか、彼女を救いたいと思った。

だから、強くなろう。そう決めた。

実際、激しいトレーニングはしていないけど、毎日ダンジョンに潜った。

ほかの人からは死ぬぞと言われていたが、そんなことはどうでもいい。

俺はずっと奥までソロで潜っていた。


いつか、彼女と会えるぐらい、そして国の前で発言できるぐらいの強さをつけてやるってね。


結局、無理だなって感じたけど、ダンジョンは毎日潜っている。

それが、実を結んでいたんだな。


それを、イザベラに伝えると、、、


「私もある程度の強さはあるから、それに手伝うわ。」

ダンジョン攻略のひと時の会話が、強力な同盟を結ぶことになった。


-----------------------------------

曹の知られざる過去、、、

こういうのをやってみたかったんです。

日間8600PVありがとう!!

総合週間TOP100ありがとう!!!!!


ヤンデレ系も書いてます!!!!!

https://kakuyomu.jp/works/16817330666011179598

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る