第13話

翌日。

とりあえず、昨日の話し合いは今後の活動についてだった。

今まで通りダンジョン攻略と新人育成で、メンバーは今のところ入れない方針に決まった。

それより、今心配なのは会社だ。

もう、俺の顔写真はネット上に出回っている。

本当はばれないように転移したいけど、会社までやると面倒なんだよなぁ、、

だからといって空で行くのは特定の高さだと法律で禁止されている。

そして俺は魔力の調節ができず、ついくそ高いところまで行ってしまうのだ。

そうなったら、いつも通りウルトラダッシュで行くしかないよなぁ、、、

そう決めた俺は、10秒で支度をして家、いや事務所兼家から出た。


「TKSさんで間違いないでしょうか!」

「少しお時間をよろしいでしょうか!」

マスゴミたちが寄り付いてくる。

俺は気にも留めず音速で走り抜けた。

だいたい会社まで10kmはあるけど、10分で着くからな。

え、60km/hだって?そんなのどうでもいいだろ!!

そして目の前には会社が。

さっきの意気込みはどこへ行ったのか、恐る恐る踏み入れた。


「曹さんって、Zランクだったんですね!」

「連絡先交換してください!!」

「曹って仕事できるよな!!」


おいおい、予想通りだわ。

これだから人間関係はややこしい。

どうせ媚を打って俺と仲良くなって何か俺から奪おうとしてるんだろ。

見え見えだ、そんなの。

俺はただ会社に行って帰りにダンジョンに酔っていただけだ。

どうして会社までこんな居づらくなるんだよ、、、、


みんなからの問いかけを完全無視してすぐに仕事を終わらせ、音速でダンジョンへと向かった。

てか、会社の前にマスゴミや野次馬がたくさんいたのが超怖かった。

ストーカーかよ。いや実際そうか。

まぁ、本気出したらそいつらなんか塵にできるんだけど、、、、っと。

もちろんあのイきりZランカーによって俺の行きつけが東京ダンジョンということもばれていた。

だから、入り口には人が吐くほどいた。

ダンジョンの中ぐらいゆっくりさせてよ、、、

そう思いながら、受付を済ませ一気に冥層まで向かった。


「よっと」


手慣れた手つきで強化版地獄スライムを倒していると、


「おーい」


そう、声が聞こえた。

またZランカーか?


俺の予想は的中した。


「やっぱここにいたのね。」


イザベラだった。


「何でここにいるんだよ」

「何でって、暇だったからよ」

「てっきり別のZランカーかと思ったよ」

「ほかのZランカーは日本にいないわよ。いや、あいつならいるかも、、」

「おいおい、あいつってだれだよ」


せっかくイザベラもいるから、二人で"完全攻略"することにした。

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日間7000PVありがとう!!

総合日間TOP100ありがとう!!!!!

ヤンデレ系も書いてます!!!!!


https://kakuyomu.jp/works/16817330666011179598

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