第12話
彼はいきなり俺の背後へと回った。
そして、隠し持った魔力銃で俺を打ち抜いた。
「はは!お前はもう終わりだよw」
ただ、そんなので死ぬわけがなくて。
俺は彼がやってたことをコピーし、手刀で彼を突き飛ばした。
「は???」
まさか一発でこうなるとは思っていなかっただろうな。
「お前、もしかして俺より強いのか?」
ランクが上がるにつれて、耐久力も上がっていくらしい。
つまり、Zランクである彼を突き飛ばせるのは、よっぽどの実力があるSランク以上か、Zランクとなる。
でも、ここの場所にたどり着くにはそもそもZランクでないときついし、ここの場所を知っているということはZランカーが身内にいるということになる。
つまり、俺がZランクという可能性も上がった。
「だろうな」
「お前、、、、TKSか?」
「そうだよ」
「ははーん!お前のことばらしてやろw」
「いやいや、そういうと思ったから正体を明かしたんだよ」
「は?」
「俺は別にばらまかれても別に悪いことはしてないでど、そしたら俺も
お前の今日俺に攻撃してきたことを晒すぞ?
そしたら、、、、」
「、、、、、」
彼は何も言わず冥層から出ていった。
これは俺の勝ちということでいいのかな??
それより、彼は強大な魔力の持ち主だ。
なぜ、彼の打った魔力銃が俺には効かなかったんだ?
一応整理すると、
龍矢<イザベラ<俺
って、、、こと?!?!
もしかして俺TUEEE系か?(今更感)
とりあえず俺は冥層で数匹モンスターを倒し、事務所(仮)へと戻った。
全員のクランメンバーが話し合いをしていた。
一応、立ち位置で言えば8人のメンバーのうち御子がクランマスター、俺とイザベラが幹部、あと5人がメンバーだ。
だから、普通幹部が足りていないとちゃんとした話し合いはできない。
だから俺のことを待っていたらしい。
「おまたせー」
「今日は遅かったね。冥層潜ってた?」
「なんか異質な人と出会ってきた?」
「なんでイザベラはそのこと知ってるの??」
「なんとなく(魔力を察知して見張っていたとは言えない)」
すると、クランメンバーの一人が俺にスマホを見せてきた。
「曹さん、SNSでTKSの正体がばれてますよ!!」
「「「「「「「え??」」」」」」」
"TKS、正体は会社員?! -Hyahhoo! News"
「恐らく、今日TKSが戦ったあのZランカーがリークしたのでしょうね」
「え、曹って今日Zランカーと戦ってきたの?!」
「実は、、、」
俺は、今日あったことを話した。
「なるほど、だから、、、」
「てかイザベラどうやったか知らないが俺のこと監視してたでしょ」
「しししし知りませんわわわ????!?!?!???」
絶対してたな。
はぁ、とりあえず約束通りあいつのこともリークするか、、
これから、曹に向かうすべての視線が強くなるのは当然だ。
「会社行くの嫌だなぁぁ、、」
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ヤンデレ系も書いてます!!!!!
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