第5話
まずは、クランの名前を決めることにした。
「Championsとかは?」
「うーん、ややこしいから却下。百花繚乱でいい?」
「俺の意見も聞いてくれよ、、まぁ、日本語のほうがしっくり来るね。
でも、英語にしたほうが外国人にとって認知しやすいんじゃない?」
「たしかに、、じゃあ、The Warriorsとかは?」
「それでいいね。」
ということで、俺たちのクランは"The Warriors"となった。
早速、クラン申請をすることにした。
受付の人たちは、すごく驚いていた。
SSとZランクが一緒にクランを作るなんて、普通に恐ろしいだろう。
今の日本一のクランを越すかもしれないからな。
「申請が完了しました。
クランランクはS、世界10位です。
自分も驚いたんですが、日本で現在2位です、、」
マジか。
まだ二人しか所属していないのに、日本で2位、ついでに世界で10位だ。
これは、大変なことになりそうな予感、、、
案の定、大きなニュースになった。
"謎のZランカー、TKSとSSランクの女性探索者がクランを結成。"
"日本2位の「ストリーカー」を越して新日本2位クランへ"
テレビでも騒いでいるらしく、多くの冒険者がこのクランへ所属したいらしい。
ストリーカーや神風雪華はメンバーが100人超の大きなクランであり、加入条件も厳しいらしい。
だから、今のところ2人の俺たちのクランに入ろうという感じだな。
そこで俺は、御子と話し合った。
「どうする?」
「まぁ、条件は軽くしたほうがいいんじゃない?
せっかくなら、CとかBを育成したいし。」
ということで、他の上位クランはAやS以上を条件としているが、俺たちのクランはC以上という低い設定にすることにした。
あと、噂で聞いたけど海外の大手クランが俺たちを引き抜こうとしているらしい。
まぁ、そこは心配いしなくていいだろう。
とりあえず、いつも通りダンジョンに潜るとするか。
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「TKS、、、いいわね。」
とある部屋で、謎の少女は独り言を話していた。
「日本に行くわ。そして、彼のクランに所属しようかしら。
アメリカのクランは扱いが雑だし、彼のいきなりのZランク昇格はとても
興味が湧く。
まずは、日本がどんなレベルか見てからかな。」
そう、彼女こそがアメリカのZランカー、「イザベラ・カドガン」だ。
そして、彼女が狙うのは、TKS。
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