第15話

次の日、私は雫の魔法の調整に付き合うことにし、一緒にダンジョンに来ていた。


「別に調整に付き合わなくてもいいんだよ?」


「ううん。別に私が付き合いただけだから気にしなくていいよ。それに雫と一緒にいるのが一番楽しいしね」


そう言うと雫は少し照れながらお礼をいうと魔法の調整を始めた。

魔法の調整とは言ってもやることといえばイメージ通りに魔法を使えるかどうかの確認と安定して使えるようにするために何度か魔物相手に練習で撃ったり威力を少し調整するぐらいだが安定して使えるようになるまでが少し面相くさい。

魔法を撃とうとするときに大事なのは何度も言っているがイメージだ。

普段から使っている魔法と新しくまだ慣れていない魔法だと咄嗟に出てくるのがやはり普段から使っている魔法が出てきてしまう。

なのでそこらへんを安定して使い分けることができるようになるまでに時間がかかってしまう。

ちなみに初めて二つ目の魔法を覚える人だと一週間ぐらいかかったりするが何度かやっていると慣れるらしく中層の冒険者になってくると一日ぐらいで終わるらしい。


そんな感じで雫が魔法の調整をしているのを見ているのだった。


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