第11話

:火竜!?

:これ本当に大丈夫か?

:いやまぁ、一回真冬さんここに来たことあるっぽいし大丈夫なんじゃない?

:そうだとしても心配になるくらい迫力あるな


「ねぇ、真冬!これ本当に勝てるの?」


「大丈夫だよ、それにコメントにもあるように私ここに一回来てこいつ倒したことあるから」


そんな風に喋っていると火竜がこっちに向かって炎のブレスを吐いてくる。


「ねぇ、これどうやって防ぐの!?」


「こうするんだよ」


そう言うと私は空間魔法を使い空間を捻じ曲げブレスが私たちに当たる前にブレスの方向を変えさせた。


「雫?魔法イメージできそう?」


ポカンとしている雫に問いかけると雫はハッとして


「正直今のだけじゃまだイメージが固まらないからもう少しだけ火竜のブレス防いでもらってもいい?」


雫のお願いに頷くと私は雫の魔法のイメージが固まるまで火竜のブレスを防ぎ続けるのだった。

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