第10話

それからそれなりの時間がたった後私たちはボス部屋の前に来ていた。


「じゃあボスの魔法見に行くけど絶対に私な後ろから離れないでね」


「う、うん。分かった」


雫が不安そうに頷く。


ちなみに一度ボス部屋に入るとボスを殺すか入った人が死ぬまでボス部屋の外に出ることができなくなるし私の転移魔法でもボス部屋に入るとボス部屋の外に転移することができなくなる。


「じゃあ入るよ」


:真冬さんだから大丈夫だとは思うけどやっぱり心配だな

:でも俺たちは見ることしかできないんだししっかり見てようぜ

:がんばれー


いろんなコメントを横目に私たちはボス部屋に入るための扉を開け中に入る。すると私たちが入って来るときに通った扉が閉まりボスが現れる。

そのボスは鋭い牙を持ち全身鱗で覆われトカゲのような尻尾を持っていた。

そのボスの名は火竜。

このダンジョンの下層のボスが真冬達の目の前に現れた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る