第14話 ワイはどーすればええんやッ!? (ざまぁ回)
「――イクぜッ! ギルドの借りもまとめて返してやらァ!」
口火を切ったのはダイヤだ。俺に向け、無数の蒼い火球を飛ばしてくる。スカウト時の恨みらしいけど、余裕ぶっ込いてたのはお前だろ。
「――
新たな創作スキルの『反射』は、いわゆるバリア系だ。これくらいのスキルなら、余裕で
「あ"ひ"ぃい"い"い"いッ!? ケツがぁああッ、ケツがあぁああああッッ!?」
ダイヤは暴れ回って、なんとか火を消し止めた。暴れたぶん城内を破壊しまくったので、こりゃ高くつくぞ……(汗)
「テメェ……ヤッてくれたなァああッ!?」
「……やったのはお前だろ。これ以上暴れられても迷惑だから、次で楽にしてやる。
トラウマ(?)の熱閃を前にダイヤは、ニヤァと唇の端を吊り上げた。
「バカめッ! バリア持ちは、お前だけとでも思ったカッ!?」
――ばりーん!
熱閃はあっさりバリア(笑)を貫通、そのままダイヤの眉間にぶっ刺さった。ただでさえ紅いダイヤの肌色が、ますます紅潮した。
「憤怒ゥウゥウウウウウウウウッッ!! もう許さんッ! エレナッ、俺に『
「……っ!? 正気なのっ!?」
これには流石のエレナも驚いた。そりゃそーだ……タダでさえア◯なダイヤが、理性を失ったら空恐ろしいわ……(ガクブル)
「いいからヤレッ! 俺が全部、オワらせてやっからヨッ!」
「……どうなっても知らないわよ?」
エレナは半ばヤケクソで、狂化を重ね掛け(!)した。をいっ、何を考えて……!?
「グヘヘヘヘ……キタぜキタぜェえェエエエエッッ!? 究極のプワァがァあァアアアアッッ!!」
――バキバキバキッッ!!
巨大化(!)したダイヤは、天井を突き抜けた! おいおい……進◯の巨人じゃあるまいし、ホンマええ加減にせえよ?
さらに巨大ダイヤはカパッ! と口を開き、膨大なエネルギー波を吐き散らした! いかんっ、このまま放置してたら、王国が崩壊する!
俺は『アレ』で、一気に仕留めることにした。ぶっつけ本番だが、手遅れになる前に片をつける必要がある。
「
――ガガガガガガガガッッ!!
俺の掌から発生した光球が無数に分裂し、ダイヤを
それにこれなら範囲を指定できるので、場所を選ばないのが強みだ。
ダイヤは泣き
◇ ◇ ◇
「あで……? ココはドコ……? ボクはダレ……きよぱらっ!?」
「くっだらねぇ自演してんじゃねーよ」
俺の拳骨で、ダイヤは正気に戻った。
「クソォ!? どーしてこうなったッ!?」
「んなもん知らんし、少しは自分で考えろ! 城を破壊した分も、きっちり請求しとくからな? ギルドのツケも合わせてな!」
ったく、いい年した大人(?)が情けない。というか、一生分働いても完済できるのか?
「ハァ? 異界に戻っても、処刑待ったナシだしッ!? 働くか◯ぬかの二択とか、ワイはどーすればええんやッ!?」
「安心しな。異界よりずっと、安全な場所に送ってやるぜ。
「フォオォオオオオオオオオオオオオオオッッ!! 働きたくないでござるッ、絶対に働きたくないでござるッッ!! せやッ、ナ◯ポや! 最弱なワイを助け……」
「義務も果たさねぇで、人のカネに
俺の神◯打法で、ヒトモドキは豪快にかっ飛んでいった。まっ昼間から、汚ぇ花火を打ち上げちまったな……(反省)
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