第一章・第六十一話 Let`s study!!(勉強しようぜ!!)

1039 出番を乗っ取られたブゥブゥ男の苦言

 第一章・第六十一話【Let`s study!!(勉強しようぜ!!)】が始まるよぉ~~~♪

(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


  061【Let`s study!!(勉強しようぜ!!) 】


 『今度こそ俺の出番だな。……今度こそ……今度こそ……絶対に俺の出番の筈だよなぁ』


 ……ってな風に只今ですな。

周りをキョロキョロしながらも少々疑心暗鬼気味な心境に陥ってる、オィちゃんです。


では何故、オィちゃんがこんな風に情けない姿に成ってしまっているかと言えばだな

これはもぉ言うまでもなく、前話の話を考えたら、俺が、こんな風になるのも解って貰えるってもんだろ。


なんせ、この場でこうして話をしていても。

また眞子の奴が『先に話をさせて』って訳の解らん事を言う為だけに、部屋の『とある角度』からジッとコチラの動向を見据え。

この場を乗っ取る機会を窺いながら、此処にやって来るんじゃねぇかと思うとオチオチ夜も眠れなくなる位だからな。


なんせアイツは、話をしたいバージョンの『ティンダロスの猟犬』みたいな執念深い女だからな。


油断も、隙も有ったもんじゃねぇ訳ですわ。


……いやいや、まぁそれは、それとしてもだ。

このまま眞子の影に怯えながらビビッてばっかじゃ話が進めねぇから、この辺で恐怖に怯える『クトゥルフごっこ』は終了するとしてもだ。


前回は、本当に、ほとほと『参った参った』だったぞ。

久しぶりに俺の話をみんなに聞いて貰おうと思って、予告にまでして颯爽と登場したって言うのによぉ。


……あの糞ティンダロスの猟犬(眞子)。


突然、なにを思ったのか。

話の冒頭で、突然、乱入して来やがったと思ったら、あれよあれよと俺がメインの筈の話にグイグイ割り込んできやがって。

最終的には、ほぼ話のTOB(乗っ取り・公開買い付け)をかましやがった。


なに考えてやがんだアイツは?


お陰で、俺の受験勉強の話は、最後の最後に、ほんのちょびっとしただけ終了。

ほぼ9割方の乗っ取りを成功させやがったんだよな。


アイツ、マジでプロの乗っ取り屋だよ。

しかもやり口が、ヤクザ絡みの総会屋よりも性質が悪いと来たもんだから、全く持って不愉快この上ない案件だったよ。


つぅかなぁ。

眞子が体を得て、新しい生として生まれて来て以来。

ただでさえ、此処最近、俺の出番がドンドンカットされて行ってる状態の中、あぁ言う、人の心のない様な行動をするかねぇ?

可愛い顔して、やる事がエゲツなくないか?

これは既に人の所業とは思えない様な、恐ろしく酷い仕打ちに等しい行為だぞ。


流石『魔王の彼女』だけの事はあって、全く持って慈悲の心ってもんがねぇ……


そして、そんな酷い仕打ちを受けた俺は……1年で消えて行った一発屋のお笑い芸人の気持ちが、なんとなく解った様な気がする。


あぁそう言えば……山中元気かなぁ?

(↑まきぞい)


……っとまぁ、本来なら、まだまだ眞子が再起不能になるぐらいまで、エンドレスに文句を言い続けたい所なんだがな。

今回については、この辺で終了にする。

なんてたってよぉ。

前回、出番を奪われたとは言え、俺自身ですら無謀だと思う【高校受験】の勉強を眞子には無償で見て貰ってる訳だから、此処は、これ以上、文句を言えた義理でもねぇんでな。


ってか寧ろ、文句を言えた立場でもねぇんだよ。


だって考えてもみ。

前回の最後でチョロっとだけ報告した通り、アイツの勉強の教え方は、全てが理に適ってるし、全部が全部解りやすい訳だし。

それになんと言っても、俺のペースに合わせて勉強を教えてくれてるから、無理なく勉強を進める事が出来ている。

その上、毎回の休憩時間には、コーヒーや、紅茶を出してくれる程、親切、丁寧な気遣いまでして貰ってる始末。


こんな風に基本的なラインで、なに1つ文句の付け様がねぇ教え方して貰ってんだからよぉ。

これはもぉ、俺としては余計に文句を言ってる場合でもねぇんだよな。


今ある真実だけを突き詰めれば。

此処までして貰ってるんだから、一回ぐらい話を乗っ取られた程度で、いつまでも多大な文句をブツブツと言っちゃイケナイと思う訳だ。


……まぁ勉強以外にもだ。

アイツはまだ、自分の体を得てから1年も経っちゃ居ねぇ赤子みたいなもんだろ。

だからアイツにとっちゃあ、見て、聞いて、接する事の全てが、まだ楽しくてしょうがない時期でもある筈だからな。


なにかを経験をするたびに、人に色々と話したくなっても仕方ないってもんなんじゃねぇかなぁと思う訳だ。


故に、此処は1つだ!!

15年も無駄に生きてる人生の先輩であるオィちゃんが、大人の対応を取ってやろうじゃないか、とも思ったりする訳だよ、諸君。


まぁまぁ、そんな様々な理由でだ。

オィちゃんは『前回の眞子の暴挙を許してやろうじゃないか』っと言う結論の至った訳だ。


早い話、寛大な気持ちを持って、心の広い所を見せて置こうって腹だ。


……っで、結局の所『なにがしたかった?』かと言うとだな。


ただ単に、前回の事を『恒例の愚痴りたかった』だけの話だ。



ふっ……俺が今話したものの内容なんてもんは、所詮その程度の物でしかないってだけのこったよ。

(↑結局、器の小さい俺)


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


【後書き】

最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです♪<(_ _)>


……ってな感じで始まった第一章・第六十一話【『Let`s study!!(勉強しようぜ!!)】なのですが。

相変わらず倉津君は、冒頭からブゥブゥブゥブゥ文句ばっかり言ってますね(笑)


まぁでも、今回は流石に、前話の事を考えたらこう成っても仕方がないので許してやってください<(_ _)>

それになにより、文句を言ってても、ちゃんと眞子の立場を考えた上で、節度ある文句を言ってる訳ですから、ある意味、成長の兆しが見えてると思えなくはないですしね(笑)


さてさて、そんな中。

恒例とは言え、いつまでも文句ばっかり言ってても仕方がないので、そろそろ本性の課題とも言えるべき【受験勉強】のお話をして行きたいと思いますので。

良かったら、次話もまた遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾


しかしまぁ……受験シーズンがリアルと上手く重なったもんですよ(笑)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る