1031 今まで以上に人を好きに成る法則

 今度Ns‘Fで働いてくれるお姉さん方2人がお風呂から去った後。

眞子は、静流お母さんの背中を流してあげたりして、まるで親子の様なスキンシップを取っていたのだが。

その会話の中で、静流さんが喜んでくれる様な会話ばっかりしてしまったので……何故かオッパイを揉まれる羽目に(笑)


***


「それにしても眞子って細いのに、凄くスタイル良いわよね。なんか秘訣でも有るの?」


人のオッパイを揉みながら、なにを言うかと思えば……

お母さんには、全身を見渡せる程の得大サイズの鏡を、誕生日か母の日に買ったげようか?


若しくは今年のクリスマスプレゼントにでも……



「あの、お母さんにだけは、絶対に言われたくないんだけど。……それに、今のお母さんは、誰から見ても超綺麗だから、私、凄く自慢おお母さんだよ」

「そぉ?まぁこれでも、結構、苦労してるんだけどね。……昔と比べたら肌の張りがねぇ」


いや、あの……多分ね、多分なんだけどね。

それ、同年代の人の前で言ったら殺されかねないレベルの暴言だよ。

それに、苦労しただけでは、その体型は中々維持出来無いと思うんだけどなぁ。


なので努力の他にも、先天性のなにかを感じるんだけど。



「そんなの全然大丈夫だって。寧ろお母さんピチピチだよ」

「そう?」

「うん♪それに、そう言う高い美意識があるから、今みたいにお母さんは綺麗で居られるじゃないかなぁ?女って、綺麗で居ようと思わないと、絶対に綺麗ままでは居られないって、ある美容関係の人から聞いた事が有るもん。……お母さんは、それを実践してるからこそ、ズッと綺麗なままなんだよ」


因みに、そう言ったのは息子さんと、武藤先生なんですけどね。

そして、私が敬愛して止まない奈緒ネェも同じ事を言っておりましたので、此処は断言して間違いない筈です。


特に奈緒ネェの美意識は極限にまで達してる人なので、逢うたび逢うたび綺麗に成る人ですからね。

これ以上の証拠はないと思いますよ。



「もぉこの子は、本当に可愛い事ばっかり言っちゃってくれるわね」

「だって、事実だもん。お母さん、何所の誰よりも綺麗なお母さんだもん。……って言うか、って言うか。寧ろ、母親にさえなってない、と思ってる人も、世の中には沢山居る筈だよ。滅茶苦茶若いもん」

「それは、年の割にって事?」

「違うよぉ。大体にして、今のお母さんを見て、誰が31歳だなんて思うのよ。寧ろ世間では、きっと20歳位だと思われてる筈だよ」


本当に若いのよね。

本人は『肌の張りが無くなって来てる』なんて言ってるけどね。

さっき背中を洗わせて貰った時、密かに確認したんだけど、肌は赤ちゃんみたいにスベスベだし、張りが無いどころか、胸の張りすらも全然落ちてない。


子供を産んだ体だって言うのに、これは驚愕の事実だよ。


まぁ流石に若く見えると言っても、女子高生とかだと無理があるかもしれないけど。

大学生だって言っても、多分、誰も疑わないレベルだと言う事だけは、間違いないと思います。


まぁ言うなればですよ。

さっき買い物で私と一緒に歩いていた時でさえ、少しだけ年の離れた姉妹だって認識されてたから、学生さん達にナンパされたてたんじゃないですかね。


……あの、まぁその、その話は、それで良いとしてですね。


話をしながら、さっきより激しく胸を揉むのは止して下さいね。

非常にお恥ずかしい話なんですが、そんなに揉まれたんじゃあ、意識してなくても、そろそろ乳首が立ちゃいそうな勢いなんですよ。

流石にそう言う痴態だけは、お母さんには、絶対に見られたくない姿なんで……


特に私は肌が異常なまでに敏感な人ですし。



「もぉこの子は……幾らなんでも言い過ぎだって言うの」


いや、だから、お母さん!!

嬉しいのかも知れないけど、なんで更に胸を揉むのが激しくなるの!!

これだけ、心の中でダメだって言ってるんだから気付いて、気付いて!!


……って、これ、冷静に考えたら、真琴ちゃんがよく陥るダメなパターンだね。

これは絶対に、口に出して言わなきゃ、相手にはなにも伝わらないパターンでもあるね。



「あっ、あの、お母さん、非常に申し訳ないんですが、胸を揉むの止めて貰って良いですかね?」

「へっ?あぁゴメン、ゴメン。丁度、良い位置に有ったから、つい無意識に揉んじゃってたね」

「もぉ……お母さんったら」


まぁそんな風に、色々と話をさせて貰って。

本当の親子みたいなスキンシップ(?)を取らせて貰った私は、今まで以上に、静流お母さんの事が好きに成っていた。


シッカリ者で、綺麗で……それで居て、どこか天然。


本当に静流お母さんは、私にとって究極の良いお母さんだよ。

だから私は、一秒でも早く静流お母さんや崇秀と、本当の家族に成りたくて仕方がない気持ちに成っていた。


眞子は、早く崇秀と結婚出来る年齢に成りたいです。


***


 ……まぁまぁ、そんな、こんながお風呂場ではありながらも。

脱衣所でパジャマに着替えてからドライヤーで髪を乾かし、一応は髪形も綺麗にセットする。


その後は、お母さんとはお風呂場で別れて、速攻、崇秀の部屋に行く予定だからね。

なので寝る前であっても、彼氏の前に立つ以上、身嗜みをキッチリと整える必要性があるんですよ。


だって……だってさぁ。

私は、この喜びで昂った気持ちを、誰かに伝えたくて居ても立っても居られないんだもん。

そうなったら当然、此処は崇秀の部屋に行くのが極自然な流れってもんだろうからね。

そして崇秀が、このお母さんと私のお風呂場での会話を聞いて、どう思ってくれるのかも知りたくて仕方がない。


崇秀にも、この私の嬉しい気持ちが伝わって、喜びを分かち合って貰えるかなぁ?


此処は、ちょっとドキドキ。


あぁ因みに今の時間は、恐らく22時ぐらいですね。


『コンコン』


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


【後書き】

最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございましたぁ<(_ _)>


眞子と静流さんは仲が良いですね(笑)

まぁ元々倉津君自身が、静流さんには可愛がって貰っていたので、切欠さえ解れば仲良くなるのも、そんなに難しい事じゃなかったのかもしれませんしね。

特に今は、以前と違って同性って立場ですしね(笑)


さてさて、そんな中。

この静流さんとのスキンシップを上手く取れたことを、崇秀に報告しに来た眞子なのですが。

此処を上手く伝える事が出来るのか?


次回は、その辺を書いて行く予定なのですが……どうなる事やら。


ってな感じで、良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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