楽に死ねる薬
目の前に楽に死ねる薬があったら
どうするだろう
自分だったら、普通の人だったら
繰り返しになるが、
死ぬには何か感情的、衝動的になる事が必要で、死ねた時点でその人が普通の人間であったという風に思えてしまう。
ハードルは確実に低くなる。
電車に飛び込まなくていいし、首をつらなくてもいい。刃物で刺さなくてもいい。
苦しまないでいいとしたら
苦しまずに死にたいという希望が現実になるなら
死んだ後の迷惑がどうとかは一切考えるつもりはない。生きるのが自由なら、死ぬのもまた自由。そもそも生まれてくる事に意思などなかった。
それでもやはり戸惑いがある
苦しんだ分どこかで幸福にならないと釣り合いがとれないからだろうか。それなら生きれば生きる程、死ねなくなりそうな話である。
もう一つは私がポジティブ人間だからだろうか。自分と普通の人間に対しての皮肉。結局何か希望を見出さなければ生きていけないらしい。そうじゃないと行動できない。当たりが入ってない宝くじは引けないのだから。
世間は私をネガティブと言うだろうが、何をしても当たり前のように報われない中でさえも生きているというのは、やはりどこかポジティブ野郎で、それを自覚する時は自分を嫌いになる瞬間でもある。
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